PET検査部門(オホーツクPETセンターにて行っています)

PET検査について

 PETとはPositron Emission Tomographyの略で「陽電子放射断層撮影」という意味です。
放射線を出す特殊な検査薬を使用することにより病気の部分に薬が集まり目印を付けることができます。
 その状態を専用の装置で撮像し画像にすることにより従来の検査に比べて早期の病気を発見することも
可能になりました。また同時にCTの撮影もすることにより病気の部分の位置情報を詳細に把握することができます。
しかしPET検査は万能な検査ではありませんので他の検査と併用することが有用です。

PETセンター
PET-CT装置

PETで使用する製剤

 PETの検査でよく使われている製剤は「18F-FDG」という製剤です。
 FDG(フルオロデオキシグルコース)という物質はブドウ糖に似た性質を持ち体内にて糖を必要とする部分
 へ集まります。
 その後、FDGの集まったところを装置で撮像し画像化します。
 製剤はサイクロトロンという装置で「18F」を作成し、そのあと合成装置を使用して「18F-FDG」を作成します。
 約2時間ほどで完成します。
 「18F-FDG」以外にも検査目的に合わせた製剤を作成して検査を行うことができます。


サイクロトロン
(住友重機械工業)
合成装置
(住友重機械工業)
自動注入器
(住友重機械工業)


PET検査の流れ

 「18F-FDG」の検査では自動注入器にて注射をした後は水を飲み約60分ほど安静にしていただきます。
 その後トイレにて排尿後検査を行います。
 検査時間は約20〜30分です。その間はなるべく動かないように安静にしていただきます。
 検査後は再度約30分ほど休憩になります。その後再度検査もしくは検査の終了になります。

PET検査の原理

 「18F-FDG」は「18F」というRI(ラジオアイソトープ)物質より放射線が放出される性質を利用して検査を
 行います。
 体内のある部分に集積した「18F-FDG」は集まれば集まるほど多くの放射線を放出します
 その体内から放出されている放射線をPET装置にて検出し画像を作成します。

PET検査による被ばく

 PETの検査は放射性物質を体内へ注射しますので若干の被ばくが生じます。
 検査1回当たりの被ばく量は約3mSv程度となります。
 日本において自然放射線による被ばく量は1年間で約2mSvといわれていますので、約1.5倍程度になり
 ます。
 最近はPETと同時にCTによる断面像も撮影するのが主流になっています。
 CTによる被ばく量は約7mSv程度になりますので、両方の検査により約10mSvほどになります。
 これらの被ばくにより身体に影響がでることはありませんのでご安心ください。

PET検査の長所と短所

 「18F-FDG」については糖代謝の行われている病変に対しては有用ですが、あまり糖代謝を必要として
 いない病変や1cm以下の小さな病変などは見落としてしまうことがあります。
 そのためエコー検査やMRI検査など他の検査を併用することにより正確な診断が可能になります。
 PET検査は万能ではありませんのですべての病変を描出することはできません。

保険の適用

 PET検査はどの様な場合にも保険を適用させて行うことができるという訳ではありません。
 健常者による検診や病状によっては保険の適用から外れることがあります。

PETCTとPETの違い

 PET-CTの装置を使用すれば、PET画像にて病変部位を描出し、CT画像にて体内の詳しい位置情報
 を描出します。
 そしてそれぞれの画像を重ね合わせること(Fusion画像)により正確な病変の位置など有用な情報を
 得ることができます。
 現在はPET-CT装置による検査が主流になっています。

PET検診について

 当院ではPET検査による検診業務も行っています。
 その際には他の検査との併用したものも準備しています。

→ PET−CTがん検診のご利用案内

 
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