日本形成外科学会認定医制度研修施設
平成4年から形成外科が開設されました。他の形成外科の施設に比べて外傷が多いのが特徴です。
形成外科の内容が、まだ十分知られていない面もあると思いますので、取り扱っている疾患、治療を紹介します。
気道熱傷を合併する場合や全身熱傷も受け入れています。植皮が必要なV度熱傷、広範囲の熱傷で人手が必要な熱傷、顔や手など整容的・機能的に重要な特殊な部位の熱傷についてもご相談ください。浅い熱傷に対しては、軟膏による保存的治療を行っています。
顔面骨骨折(頬骨、鼻骨、上顎骨、下顎骨骨折、顔面多発骨折、眼下吹き抜け骨折)の整傷。
顔面の切創、裂創、挫裂創は整容的な面も配慮し、形成外科的縫合術を駆使して治療に当たっています。瘢痕が目立つ場合の治療も行っています。
整容面が重視される口唇裂、口蓋裂も当院で手術治療を行っております。生後3ヶ月以上より口唇形成術、1歳6ヶ月頃より口蓋形成術。育成医療対象です。
多指症、多合趾症などの先天異常、指尖部損傷、指(趾)の完全切断、不全切断の再接着などを行っています。ガングリオンの治療、陥入爪に対する手術治療、フェノール法、弾性ワイヤーによる治療も行っております。
先天性眼瞼下垂に対する手術、臍ヘルニアの形成術、耳前瘻孔摘出、小耳症に対する耳介形成、埋没耳、副耳、耳介変形に対する手術、漏斗胸の手術も行っています。
母斑(ほくろ)及び、血管腫、脂肪腫、粉瘤、神経腫など良性腫瘍の削除も、皮膚科の先生より多数ご紹介いただいております。
高齢化に伴い有極細胞癌、基底細胞癌、悪性黒色腫などの皮膚癌やボーエン病、日光角化症などの前癌病変の増加が認められ、広範切除および植皮、皮弁による閉鎖手術を行っています。耳鼻科で舌切除後の舌の再建、咽頭切除後の咽頭壁の再建、下咽頭切除後の空腸移植、外科での乳癌切除後の皮膚欠損に分層植皮、腋窩神経の露出に皮弁による被覆も行っています。
他院での出張再建手術依頼にも出来る限り応じております(昨年度は小林病院脳外科からの依頼で腹直筋皮弁による頭蓋底再建など)。
ケロイドについてステロイドの外用、貼用、局注のほか、切除と術後放射線科で照射してもらい、良好な結果を得ています。 瘢痕・非厚性瘢痕は、熱傷や交通外傷後の後遺症が多く、外観、機能、精神的な改善のため瘢痕切除、Z型成術、皮弁形成、組織拡張器使用や植皮を行っています。
浅い創については、軟膏治療を行いますが、深い創で老人ホームや病院での高齢者、知覚・運動障害者に生じた褥瘡については、退院後も体位交換ができて再発が防げる場合には手術も行っています。糖尿病潰瘍・壊疽、閉塞性動脈硬化症による潰瘍、抗ガン剤漏出による潰瘍に対する手術も行っています。
刺青の切除・植皮、ピアスの穴あけなどは私費で行っています。腋臭症は入院、局麻、健保適応で行っています。
眼瞼下垂は老人性が多くなっており、眼瞼挙筋短縮を行っています。他医・他科で難治性の腹壁や胸壁の瘻孔の治療、毛巣洞の治療も行っています。
皮膚の過剰なメラニンに選択的に反応し、安全に治療のできる最新型のQ−スイッチ・アレキサンドライトレーザーを導入し、治療を行っています。又、最新型のロングパルス・アレキサンドライトレーザーも導入し、スピーディーなレーザー脱毛治療も行ってります。
レーザ治療のご案内は 【 こちら 】 をご覧ください。
慶應義塾大学 平成22年卒