高精度放射線治療

放射線治療とは

北見赤十字病院でおこなっている放射線治療は、外部照射治療と呼ばれるものです。リニアックという装置を用い、体外から放射線を病巣部に当てる治療です。

北見赤十字病院でおこなっている高精度放射線治療

  • 3次元原体照射  :多数の異なる方向より病巣の形状に合わせた照射を行います。
  • 画像誘導放射線治療:画像情報をもとに照射直前に治療部位の位置を確認・修正し正確に治療を行う技術です。
  • 定位放射線治療  :病巣部に高線量の放射線を3次元的に多方向から集中させる治療です。
  • 強度変調放射線治療:必要な領域と、守りたい領域を考慮した適切な治療を可能にする治療法です。

定位放射線治療、治療例

定位放射線治療実績(件数)

 2018年2019年2020年2021年2022年
2018964
体幹部413722
総計24311686

強度変調放射線治療(件数)

 2018年2019年2020年2021年2022年
IMRT(前立腺)2423232234
IMRT(頭頸部)3967558581
IMRT(その他の部位)3037117193273
総計93127145300388

放射線治療の流れ

①診察

放射線治療医が、病巣の広がりや体の状態をもとに今後の治療につき検討します。

②治療計画

CTを撮影後、3次元治療計画装置を用い、がんや正常組織の位置を正確に把握し、どのように照射をするか計画します。
部位によっては、正確に放射線を当てるために固定具(シェル)を作成します。

③放射線の照射

身体(固定具)につけたしるしをもとに、確認画像を撮影し照射を行います。
一回の治療時間は、治療室に入室してから10分から15分程度ですが、実際に放射線が照射されている時間は1分から2分です。
治療期間は病態により異なりますが、1週間から2か月程度です。

④経過観察

治療終了後も治療効果・副作用などを調べるため定期的な受診が必要です。

副作用

治療中、下記のような副作用が出現する場合がありますが、お気軽にご相談ください。

皮 膚 炎:照射部位の皮膚が、紅斑・乾燥・脱毛することがあります。治療終了後、数か月で回復します。皮膚への刺激は避けてください。

粘 膜 炎:治療開始後、2週間ぐらいから照射部位の粘膜に発赤・紅斑・粘膜びらん、疼痛の現れることがあります。治療終了後、数か月で回復しますが刺激をさけ清潔を保ってください。

放射線宿酔:放射線治療を開始して比較的早い時期におこることがあります。倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、微熱などの全身症状です。眠気が出現したり、においに敏感になることもあります。
1週間以内に消失する事が多いですが、症状の出現や程度は個人差が大きいです。

消化器症状:腹部から骨盤の治療では、消化器症状(軟便・下痢・腹痛・悪心・嘔吐・食欲不振)の出る場合があります。治療終了後治まりますが、消化の悪いものや刺激物は避けてください。

治療実績

照射部位別、治療数です。

 2018年2019年2020年2021年2022年
咽頭・耳下腺・口唇・舌・口腔底・口蓋2023282617
喉頭・鼻腔・中耳1310141615
食道・胃112119169
小腸・直腸・肛門186182017
肝胆膵54480
肺・縦隔3141424332
152143151103136
皮膚68181211
乳房5869797960
女性生殖器(子宮)1417181720
男性生殖器(前立腺)2523242435
腎臓・膀胱46266
脳・脊髄・眼7180726056
甲状腺・内分泌腺31155
リンパ組織・造血組織11199837664
その他29237
総計544560575514490

他施設さまからの紹介人数です。

 2018年2019年2020年2021年2022年
他施設依頼105104969774

スタッフ

  • 医 師     2名 (放射線治療専門医1名)
  • 診療放射線技師 4名 (放射線治療専門技師1名・品質管理士2名・医学物理士1名)
  • 看護師     2名
  • 事務職員    1名

放射線治療とは

北見赤十字病院でおこなっている放射線治療は、外部照射治療と呼ばれるものです。リニアックという装置を用い、体外から放射線を病巣部に当てる治療です。

北見赤十字病院でおこなっている高精度放射線治療

  • 3次元原体照射  :多数の異なる方向より病巣の形状に合わせた照射を行います。
  • 画像誘導放射線治療:画像情報をもとに照射直前に治療部位の位置を確認・修正し正確に治療を行う技術です。
  • 定位放射線治療  :病巣部に高線量の放射線を3次元的に多方向から集中させる治療です。
  • 強度変調放射線治療:必要な領域と、守りたい領域を考慮した適切な治療を可能にする治療法です。

定位放射線治療、治療例

定位放射線治療実績(件数)

 2015年2016年2017年2018年2019年
1627142018
体幹部293917413
総計4566312431

強度変調放射線治療(件数)

 2015年2016年2017年2018年2019年
IMRT(前立腺)17302423
IMRT(頭頸部)537433967
IMRT(その他の部位)520373037
総計107411093127

放射線治療の流れ

①診察

放射線治療医が、病巣の広がりや体の状態をもとに今後の治療につき検討します。

②治療計画

CTを撮影後、3次元治療計画装置を用い、がんや正常組織の位置を正確に把握し、どのように照射をするか計画します。
部位によっては、正確に放射線を当てるために固定具(シェル)を作成します。

③放射線の照射

身体(固定具)につけたしるしをもとに、確認画像を撮影し照射を行います。
一回の治療時間は、治療室に入室してから10分から15分程度ですが、実際に放射線が照射されている時間は1分から2分です。
治療期間は病態により異なりますが、1週間から2か月程度です。

④経過観察

治療終了後も治療効果・副作用などを調べるため定期的な受診が必要です。

副作用

治療中、下記のような副作用が出現する場合がありますが、お気軽にご相談ください。

皮 膚 炎:照射部位の皮膚が、紅斑・乾燥・脱毛することがあります。治療終了後、数か月で回復します。皮膚への刺激は避けてください。

粘 膜 炎:治療開始後、2週間ぐらいから照射部位の粘膜に発赤・紅斑・粘膜びらん、疼痛の現れることがあります。治療終了後、数か月で回復しますが刺激をさけ清潔を保ってください。

放射線宿酔:放射線治療を開始して比較的早い時期におこることがあります。倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、微熱などの全身症状です。眠気が出現したり、においに敏感になることもあります。
1週間以内に消失する事が多いですが、症状の出現や程度は個人差が大きいです。

消化器症状:腹部から骨盤の治療では、消化器症状(軟便・下痢・腹痛・悪心・嘔吐・食欲不振)の出る場合があります。治療終了後治まりますが、消化の悪いものや刺激物は避けてください。

治療実績

照射部位別、治療数です。

 2015年2016年2017年2018年2019年
咽頭・耳下腺・口唇・舌・口腔底・口蓋1515192023
喉頭・鼻腔・中耳231271310
食道・胃141551121
小腸・直腸・肛門81213186
肝胆膵62454
肺・縦隔3233303141
116144142152143
皮膚45468
乳房8597795869
女性生殖器(子宮)1716141417
男性生殖器(前立腺)3136302523
腎臓・膀胱155846
脳・脊髄・眼5774577180
甲状腺・内分泌腺23331
リンパ組織・造血組織818410511199
その他55329
総計511558523544560

他施設さまからの紹介人数です。

 2015年2016年2017年2018年2019年
他施設依頼117115110105104

スタッフ

  • 医 師     2名 (放射線治療専門医1名)
  • 診療放射線技師 4名 (放射線治療専門技師1名・品質管理士2名・医学物理士1名)
  • 看護師     2名
  • 事務職員    1名