看護部長ご挨拶
北見赤十字病院看護部のホームページをご覧頂きありがとうございます。
令和6年4月1日看護部長に就任しました坂本順子と申します。前任の看護部長から受け継いだ看護部をさらに発展できるよう、職務に励む所存です。
当院は、「人道・博愛に基づき、患者さんを尊重した医療を提供し、地域の期待と信頼応えます」の理念を掲げ、道立北見病院と一体でオホーツク地域の高度急性期・急性期医療を担っております。一人ひとりを大切にした『思いやりのある看護と育み育まれる職場づくり』が看護部のビジョンです。職員が心にゆとりを持ち、いきいきとやりがいを持って働き続けられる職場環境を整えることが重要と考えます。
患者さんご家族、そして働く職員だれもが「北見赤十字病院に来てよかった」「ここで働いてよかった」と思えるような病院になるよう努めてまいります。
令和6年4月
看護部長 坂本順子
【看護部理念】
- 人道の実践者として、質の高い看護を提供します
- 看護職員自身が仕事を通してやりがい感が持て、自己の成長を確認します
【看護部ビジョン】
- 思いやりのある看護と育み育まれる職場作り
【めざす看護師像】
- 基本原則を常に意識し赤十字事業の推進者となる看護師
- 保健・医療・福祉を取り巻く環境を理解し、地域と協働・連携できる能力を持ち活動できる看護師
- チーム医療の一員として、根拠に基づき安全な看護実践ができる看護師
- 豊かな人間性と倫理的感受性を兼ね備え、自律して行動できる看護師
- 専門職としてキャリア発達し自己成長できる看護師
【看護部の概要】 (令和6年4月1日現在)
- 看護職:看護師572名(准看護師14名含)
助産師 37名
保健師 7名
計616名
(専門看護師5名 認定看護師14 名 特定認定看護師2名 特定行為看護師1名) - 歯科衛生士:5名
- 看護助手:61名
- 病棟クラーク:13名
- 勤務体制:変則2交代制(17:30~9:00)
3交代制(16:30~1:05、0:30~9:05) - 看護体制:固定チームナーシング
- 福利厚生
有給休暇 年最大24日(夏休み含む)・特別有給休暇(結婚 忌引等)
育児支援 育児休業
育児短時間制度
子の看護休暇
院内託児所(24時間保育可能)
奨学金制度 認定・専門・特定行為看護師など進学の支援
共済会 ビールパーティ
小旅行(日本ハムファイターズ観戦ツアー、知床旅行)
会食教室(焼き肉を学ぶ会)
パソコン教室
忘年会
医療費助成
先輩からの言葉
救急外来 看護師 橋本 恵
勤医協札幌看護専門学校 2007年卒業
救急外来に所属しています。3次救急を担っていますが、地域から1次や2次救急の患者さんの搬送もあります。一人一人の患者さんに医師やコメディカルなどチームで関わり、より最善を尽くすために日々奮闘しています。チームで一人の患者さんを救えた時にはとてもやりがいを感じ、看護師で良かったと思う瞬間でもあります。救急外来を受診される患者さんは、突然発症や生命の危機に直面し動揺や悲観が強く精神的な援助が重要となります。限られた時間ですが、一つでも患者さんや家族の気持ちに寄り添える事を目標にしています。先輩達は多くの知識や経験があることから、色々な視点で指導をして頂けるので自分を成長させるにはとてもよい環境であり、働きがいのある楽しい職場です。
ICU 看護師 三条 彩佳
日本赤十字北海道看護大学 2010年卒業
私はICU病棟で勤務しています。ICUに入院してくる患者様は重症度が高い患者様がほとんどで緊張感がある現場ですが、患者様が回復し元気になり、退室される時にやりがいを感じることができます。患者様の家族も、突然の事故や病気の発症などで不安が大きいですが、スタッフでカンファレンスなどを通し情報共有を行い、家族との関わりを大切にし、日々働いています。私は、子育てをしながらですが、スタッフの協力を得て自分の働ける範囲で働かせていただいています。子育てと仕事で忙しい毎日ですが、充実した日々を過ごすことができています。
内科外来 看護師 難波 亜衣
旭川厚生看護専門学校 2010年卒業
私は現在、育児時間を利用して短時間で外来に勤務しています。外来には1日に多くの多種多様な患者さんが来院され、時には個人で対応していく責任がありますが、周囲のスタッフと協力し患者さんとその家族の意向に沿った看護を提供できるよう日々努めています。また、育児をしながら働くスタッフにも、日々目標に向かってステップアップしていけるよう支えてくれる上司や仲間がいる素敵な職場です!
この病院に勤めたこと・看護師として働くことが出来ていることに日々感謝をしながら、育児をしながらでもやりがいを持って働くことが出来ています!こんな素敵な職場で私たちと一緒に働いてみませんか?
4西病棟 看護師 高柳 有希
日本赤十字北海道看護大学 2016年卒業
私は小児病棟に勤務しています。1年目の時はわからないことばかりで、不安もありましたが、先輩達からの丁寧なご指導により今では楽しく働くことができています。当院の小児病棟は、小児の疾患全般(手術なども含む)、成人の患者様も入院してくるため、幅広い知識や経験が必要となり、勉強の毎日ですが、これから看護師として長く働く事を考えると、とても良い経験ができる部署だと思います。幅広い分野の患者様が入院してくるため、メンバー間でも経験のないこともあり、毎月勉強会を開催するなどして部署全体で知識の向上に努めています。そして、なによりメンバー全員が優しく丁寧でとても働きやすい部署なので、ぜひ小児病棟で一緒に働きましょう♪
5西病棟 看護師 菅原 茜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
外科と消化器内科病棟で勤務しています。主に消化器、肺、乳房、ヘルニア等の手術や内視鏡による検査・治療を受けられる患者様が入院しています。入院期間が短く、短期間の関わりになる患者様も多いですが、その中でも患者様やご家族に寄り添える看護を提供できることを目指しています。手術に対する不安を抱えて入院する患者様が、元気な姿で退院されていく姿を見て私達も嬉しい気持ちになり、働く意欲に繋がっています。私達と一緒に働いてみませんか?お待ちしています!
6西病棟 看護師 小林 悠梨
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は6階西病棟に勤務しています。6階西病棟は、整形外科・眼科・循環器内科の混合病棟です。整形外科・眼科には手術前後の患者様が入院しており、循環器内科には心臓カテーテル検査目的や心不全など心疾患を抱えている患者様が多く入院されています。
私は循環器内科のチームに配属して働いています。看護師になって初めての経験ばかりで、多くの不安がありました。しかし、毎日先輩たちに指導していただき、患者様と実際に関わる中でたくさんのことを学ばせていただいています。入退院が多いですが、その分多くの患者様やご家族様と関わることができ、6階西病棟に配属となってよかったと感じています。
7西病棟 看護師 原田 侑真
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は血液・膠原病・腎臓内科、麻酔科、皮膚科の混合病棟に勤務しています。患者さんの疾患、年齢は様々で慢性期の方から終末期の方までいらっしゃいます。検査や診断から治療、看取りまで幅広い看護を行っています。また、多職種の方々と情報共有をし、一緒に患者さんに寄り添ったケアを行えるよう切磋琢磨しています。慢性期だからこそ患者さんと長く向き合って治療の大変さや辛さだけではなく乗り越えた喜びも共に感じることができ、看護師としてのやりがいを感じられる病棟です。明るく、辛いことや悩みがあっても一緒に乗り越えてくれる経験豊富な先輩経験豊富な先輩、頼もしい後輩たち、頼もしい後輩たちが沢山います。ぜひ一緒に働きましょう。
8西病棟 看護師 山本 ゆり
東北労災看護専門学校 2010年卒業
私は、緩和ケア病棟に勤務しています。積極的治療が難しくなった患者様・ご家族を対象とし、残りの時間が少しでも穏やかに、笑顔で過ごせるようお手伝いをさせてもらっています。その人らしい生活を送れるよう、多職種と協力しサポートしています。看護学校卒業後6年目に入社し、結婚、出産を経て、現在緩和ケア病棟での経験は4年目となりました。仕事と家庭の両立は大変なこともありますが、周囲の理解と協力を得て、託児所も利用しながら日々奮闘しています。亡くなる患者様が多い中、ご家族から「ここに来てよかった」「いつも、ありがとうございます」と感謝の言葉をいただく事も多く、そのことは、私のやりがいにもなっています。今、求められている終末期のケアを、一緒にやりませんか?
専門看護師・認定看護師の活動
がん看護専門看護師 部川 玲子
がん看護専門看護師として、当院で療養されている全てのがん患者さまが、安全で安心して療養できるよう日常生活を整え、さらに確実な治療を受けられるように、多職種と協働しながら活動しています。
外来化学療法センターにおいてがん化学療法を受けられる患者さまの日常生活の支援と、緩和ケアチームの一員として多職種間の調整、相談支援センターの相談員として院内・院外からのご相談をお受けしております。
また、院内・院外の看護職が自信ややりがいをもって看護できるための教育活動も行っています。がん看護専門看護師として、地域のみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。ぜひ、ご活用ください。
がん看護専門看護師 須藤 祐子
がん患者さまやご家族が安心してその人らしく療養生活を送ることができるようお手伝いしています。
病棟での患者さまやご家族のケア、がん看護に関する研修での教育活動などを行っています。
がん看護専門看護師として活動を始めたばかりですが、患者様やご家族、保健医療福祉関係者の皆様にとって少しでも役立つお手伝いができるよう自己研鑚を続けたいと思います。
精神看護専門看護師(リエゾン) 武田 美恵子
リエゾンとは、「つなぐ、連携する、橋渡しをする」という意味があります。「つなぐ」には二つの意味合いがあります。一つは、一般科の看護と精神看護の知識や技術をつなぐこと、もう一つの意味は、患者様を取り巻く医療スタッフが連携をとりながら効果的に医療を提供するよう促すことです。
現在はストレス社会であり、心の問題を抱える方も増えてきています。精神看護専門看護師は、心の病気を持つ患者様や御家族が安心して生活できるよう、お手伝いをします。また、看護職のメンタルヘルスの向上を目指し、支援していきます。
現在、院内において自殺対策を中心に活動をしておりますが、今後は地域の皆様のお役に立てるよう、「人と人をつなぐ」活動していきたいと思っております。地域の医療・福祉関係者、地域の皆様、ご相談お待ちしております。ぜひ、ご活用ください。
感染症看護専門看護師 松澤 由香里
私は感染管理室という部署で感染防止対策を専門に行っています。
感染性微生物発生状況の分析、院内全部門の巡視・指導など、週・月単位でのルーティンワークにより感染症アウトブレイクの予兆を監視したり、環境の整備や感染防止対策に関する教育活動を通年で行っています。
多くの業務は、感染対策チーム・抗菌薬適正使用支援チームといった医師をはじめとする多職種で実践されますが、1つの事柄でも様々な視点で捉えることが可能となり多くのことを学べます。加えて、悩んだとき失敗したときに共感してくれるチームメンバーがいることが私の活動の支えにもなっています。
多くの患者さま・易感染者とその家族の方々だけではなく、医療従事者も含めたすべての人々の安全に貢献できるのが感染症看護分野です。活動は院内を横断的に行いますが、連携している近隣施設とのカンファレンスなどもあり大きな視点で感染防止対策を体験できます。
目指す方、興味のある方、一緒に活動してみませんか。感染管理室でお待ちしています。
慢性疾患看護専門看護師 寺山 葉子
慢性疾患とは、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病をはじめとする慢性的な経過をたどる病気をさし、重症化や合併症、再発の予防が大切になります。しかし、病気の管理を継続することは、生活者である患者さまにとって、とても大変なことです。慢性疾患看護専門看護師として、患者さまが大事にしている価値観や抱えている事情を理解し、生活の中になじむ療養法を検討し、病気とうまくつきあっていくためのお手伝いをさせていただければと思っています。
慢性疾患は経過が長く、よい状態を維持するのが難しい時や、年齢を重ねるうちに身体機能が低下し、複数の病気をもつこともあります。患者さまやご家族さまが安心してこの地域で暮らしていけるように、院内の連携はもちろん、地域の医療介護職のみなさまとも連携し、多職種チームによる継続した支援をめざしています。 患者さま、ご家族さま、院内外の医療介護職のみなさま、困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
緩和ケア認定看護師 安藤 恵美、中村 由美
緩和ケア認定看護師として、患者さんとその家族の身心のつらさや悩みに寄り添い、少しでも希望を叶えられ「緩和ケアを受けて良かった」と感じていただけるよう、緩和ケアの質の向上に努めています。緩和ケアはさまざまな視点で患者様・ご家族のQOLが向上するよう多職種が協働しています。多職種の調整役や、院内外の人々に緩和ケアの知識・技術を広め、誰もが早期から緩和ケアを受けられるよう、実践・指導することが自身の役割であると考えています。
看護外来で患者さんとご家族の相談もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
集中ケア認定看護師 須藤 千恵
集中治療の場で患者様やご家族の方々に、より適切な看護ケアを提供できるよう、人工呼吸器管理や呼吸理学療法などの呼吸ケアに関することなどを中心に、実践やスタッフへの教育・指導を行っています。
現在はICUでの活動と、院内の教育研修の中のフィジカルアセスメントを担当していますが、ICU以外でも主に呼吸ケアに関することを中心に、相談を受けたり学習会の開催などをしていくことを考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 脇本 奈緒子、 増田 さおり
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの慢性創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケア・失禁ケアを専門とし、患者様とご家族、スタッフを対象に実践・指導・相談を行い、現在は2名で活動しています。看護ケア専門外来として、2005年より外科・泌尿器科に「ストーマ外来」を開設。また、2009年より糖尿病患者様の足を守ることを目指した「フットケア外来」を皮膚科医とともに開設し、多くの患者様にご利用いただいております。 他の医療機関や地域住民の皆様からの相談もお待ちしています。ぜひ、ご活用ください。
がん化学療法看護認定看護師 渡 明美、國井 みすず
がん化学療法看護認定看護師の役割は、がん化学療法を行う患者さんが治療を納得して、かつ安全に、そして少しでも苦痛を少なく治療を受けられるようお手伝いすることです。
主な活動は、日々の実践・指導・相談で、医師や薬剤師などの他職種とも連携を取り、医療チームとして患者様・ご家族のケアを行なっています。 がん患者様には、がん化学療法についての基礎知識や抗がん剤について情報提供し、初めて治療を受ける事への不安や副作用への対応を行っています。 看護師に対しては、がん化学療法看護の質の向上を目指し、勉強会などを企画・運営や現場で問題となっている事例に対して相談を受け、対応策を検討しています。 がん化学療法を行う患者様の生活の質が低下することなく、治療が完遂できるように、確実・安全・安楽ながん化学療法看護を皆さんとともに目指していきたいと思っています。
乳がん看護認定看護師 田邑 泰子
乳がん看護認定看護師は告知後の心理的サポート、多様な治療に対する選択肢から納得された治療を選択出来るためのサポート、さまざまな治療に伴う日常生活についての相談、ボディイメージ変容へのサポート、リンパ浮腫の予防などの患者様・ご家族への実践の他にスタッフへの指導・相談も行っています。
患者様が乳がんと向き合いながら充実した人生を送ることができるようにサポートしていきたいと考えています。他の医療機関や地域の住民の皆様からの相談もお待ちしております。
がん性疼痛看護認定看護師 赤川 舞子
がん性疼痛看護認定看護師は、患者様やご家族の抱えている痛みを体の痛みだけではなく、不安や人生の送り方・考え方など様々な要因が影響する「全人的な痛み」と考えます。様々な角度から痛みの原因を考え、薬剤の調整や副作用の調整、マッサージなど薬剤を使用する以外の患者様に合った看護ケアを行っています。
また、看護スタッフに対して痛みの看護に関する相談を受けたり指導を行うことで、がん性疼痛看護の質の向上を目指しています。痛みによって治療が妨げられることなく患者様が望む療養生活が送れるように、他の医療スタッフと協力して活動しています。
認知症看護認定看護師 福島 恵美子、太田 くり
認知症看護認定看護師は、認知症を抱えながら身体疾患で入院される患者様が、安心して治療が受けられるよう支援していきます。また、認知症のある人の尊厳を守り、その人が持てる力を最大限発揮し「その人らしい」生活が送れるよう、実践・指導・相談を通してスタッフとともにケア環境を整えていきます。さらに、せん妄のリスクが高い患者様に対して予防から介入する「せん妄対策リエゾンチーム」の一員として、多職種と院内を横断的に活動しています。認知症ケアに携わる地域の医療・福祉関係者や地域住民の皆様からのご相談もお待ちしておりますので、ぜひご活用ください。
看護外来
看護外来とは、専門的な知識や技術を持った看護師(専門看護師や認定看護師)が、患者さまやご家族からの療養生活上の相談をお受けするための外来です。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
看護部の教育
キャリア開発ラダー
日本赤十字社のキャリア開発ラダーには、①看護実践者、②看護管理者、③看護教員(専門学校)、④国際活動要員の4コースあります。
赤十字は高度化する医療界の中で活躍できる専門性が高い看護師を育成するために、平成18年度にキャリア開発ラダーを全国の92の医療施設に導入し、個人のキャリアアップを支援しています。
ラダーとは「はしご」を意味します。「はしご」を一段ずつ登るように段階を経てキャリアアップできるよう、レベルの指標が段階的・具体的に示されているため、これらに合わせて個人の目標をはっきりさせることができます。
赤十字施設のキャリア開発ラダーは全国の赤十字病院で取り入れているため、質の高い教育を全国どこでも受けることができ、赤十字ならではの大きな魅力の一つです。
赤十字施設の看護職者キャリア開発ラダー全体構造図
ラダー認定 表彰会の様子
ナーシング・スキル
ナーシング・スキルとは、臨床においてさまざま用いられている標準的な看護手順を確認・習得するためのオンラインツールで、北見赤十字病院では令和元年8月から導入しています。
科学的根拠に基づいた動画及びe-ラーニング付き看護手順を導入することで、看護手順の標準化をはかり、看護の質向上をめざしています。オンライン環境があれば、必要な時に、(スマートフォン・タブレットでもから)いつでも標準的な看護手順について、その根拠や留意点、実際に行っている動画なども含めて確認することができ、看護師のスキル向上に役立てています。
新人教育
新人看護職員研修制度に基づき、新人看護師が安心して、安全な看護が提供できるように教育環境を整えています。
新人看護師ひとり一人に担当のプリセプターが指導や相談を行うほか、各部署ではスタッフ全員はもちろん、教育担当者・看護係長・看護師長、看護部では新人看護職員研修責任者が屋根瓦式にサポートする教育支援体制をとっています。
各部署で行われる職場内教育や各委員会が企画する集合教育研修・看護技術演習などを活用して、入職1年後のキャリア開発ラダーレベルⅠ認定を目指しています。集合教育研修は一部、近隣の他施設の新人看護師も参加し、情報交換や交流を図る良い機会となっています。
一緒に頑張りましょう。
看護部教育計画
子育て支援
看護休暇
就学前の子女が病気になった場合、看護するために1月から12月までの間に5日、2人以上の場合は10日以内の看護休暇をとることができます。
育児休業
職員の3歳に満たない子を養育するため、申し出により3歳に達する日まで育児休業をすることができます。 復職後は育児短時間勤務制度もご活用下さい。
育児休業者復帰プログラム
育児休暇中には院内報や看護協会ニュースなどの情報を毎月送付し、院内の変化をお知らせしています。 職場に復帰する直前も担当者から病院や看護部の説明を行っており、徐々に仕事を開始することができます。
前向き子育て支援ファシリテーター
『トリプルP:前向き子育てプログラム』はオーストラリアで開発され、世界15カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。子どもの発達を促しつつ、親子のコミュニケーション、子どもの問題行動への対処法など、それぞれの親子に合わせた方法に変えていくための考え方や具体的な子育て技術を学びます。
トリプルP(PPP)の3つのPは、Positive Parenting Programを意味し、日本では前向き子育てプログラムと呼んでいます。
このプログラムは、家族、学校、地域のなかで起こる問題を予防し、子ども達が彼ら自身の可能性を伸ばせるような、 家庭環境を創ることを目的としています。私たちファシリテーターは、ご両親がより良い親子関係や子育て技術を身につけ、 子育てに自身を持てるようお手伝いをします。また、ご両親の心理的な面も支援します。
今後はトリプルPについての広報活動や子育て支援をしている方々への知識の伝達、ご両親への支援を 行なっていく予定です。ぜひご活用ください。
トリプルPファシリテーター(レベル4) 宮川美帆・高井昌子・武田美恵子
看護部長ご挨拶
北見赤十字病院看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院は、オホーツク医療圏の中核病院として、急性期医療を担っています。
私たちは、病院をご利用される皆さまに寄り添い一人ひとりを大切にした看護を提供できるように日々努めています。そのためにレベル別研修会やプリセプターによる支援体制を整え看護職員がやりがいや成長を感じることができるよう支援しています。また認定看護師や専門的資格の取得などキャリアアップを図ることも可能です。
患者さまやご家族の方に「ここに来てよかった」と思っていただける病院を目指して努力しております。
方針
- 人道の実践者として、質の高い看護を提供します。
- 看護職員自身が仕事を通してやりがい感が持て、自己の成長を確認します。
目的
- 患者様に満足いただける看護展開をします。
- 保健・医療・福祉のチームの一員として、他施設・他部門と協力調和し、円滑に看護業務が遂行できるようにします。
- 病院の役割が達成できるように、積極的に病院経営に参画します。
- 医療・看護・福祉の動向に目を向け、専門職業人として、自己教育能力を高め、やりがい感がもてるようにします。
- 赤十字に関する認識を深め、国内・国外における赤十字活動に協力します。
- 看護学生・研修生に実習の場を提供し、依頼施設の学習目的を達成できるように協力します。
看護部の概要 (令和4年4月1日現在)
- 勤務体制 : 三交代勤務・変則二交代勤務(病棟単位)
- 看護方式 : 固定チームナーシング
- 看護師配置基準 : 7対1 他
- 看護師数 : 看護師600名 准看護師15名 合計615名
(専門看護師5名、認定看護師16名) - 歯科衛生士 : 5名
- 看護助手 : 56名
- 病棟クラーク : 14名
先輩からの言葉
救急外来 看護師 橋本 恵
勤医協札幌看護専門学校 2007年卒業
救急外来に所属しています。3次救急を担っていますが、地域から1次や2次救急の患者さんの搬送もあります。一人一人の患者さんに医師やコメディカルなどチームで関わり、より最善を尽くすために日々奮闘しています。チームで一人の患者さんを救えた時にはとてもやりがいを感じ、看護師で良かったと思う瞬間でもあります。救急外来を受診される患者さんは、突然発症や生命の危機に直面し動揺や悲観が強く精神的な援助が重要となります。限られた時間ですが、一つでも患者さんや家族の気持ちに寄り添える事を目標にしています。先輩達は多くの知識や経験があることから、色々な視点で指導をして頂けるので自分を成長させるにはとてもよい環境であり、働きがいのある楽しい職場です。
ICU 看護師 三条 彩佳
日本赤十字北海道看護大学 2010年卒業
私はICU病棟で勤務しています。ICUに入院してくる患者様は重症度が高い患者様がほとんどで緊張感がある現場ですが、患者様が回復し元気になり、退室される時にやりがいを感じることができます。患者様の家族も、突然の事故や病気の発症などで不安が大きいですが、スタッフでカンファレンスなどを通し情報共有を行い、家族との関わりを大切にし、日々働いています。私は、子育てをしながらですが、スタッフの協力を得て自分の働ける範囲で働かせていただいています。子育てと仕事で忙しい毎日ですが、充実した日々を過ごすことができています。
内科外来 看護師 難波 亜衣
旭川厚生看護専門学校 2010年卒業
私は現在、育児時間を利用して短時間で外来に勤務しています。外来には1日に多くの多種多様な患者さんが来院され、時には個人で対応していく責任がありますが、周囲のスタッフと協力し患者さんとその家族の意向に沿った看護を提供できるよう日々努めています。また、育児をしながら働くスタッフにも、日々目標に向かってステップアップしていけるよう支えてくれる上司や仲間がいる素敵な職場です!
この病院に勤めたこと・看護師として働くことが出来ていることに日々感謝をしながら、育児をしながらでもやりがいを持って働くことが出来ています!こんな素敵な職場で私たちと一緒に働いてみませんか?
4西病棟 看護師 高柳 有希
日本赤十字北海道看護大学 2016年卒業
私は小児病棟に勤務しています。1年目の時はわからないことばかりで、不安もありましたが、先輩達からの丁寧なご指導により今では楽しく働くことができています。当院の小児病棟は、小児の疾患全般(手術なども含む)、成人の患者様も入院してくるため、幅広い知識や経験が必要となり、勉強の毎日ですが、これから看護師として長く働く事を考えると、とても良い経験ができる部署だと思います。幅広い分野の患者様が入院してくるため、メンバー間でも経験のないこともあり、毎月勉強会を開催するなどして部署全体で知識の向上に努めています。そして、なによりメンバー全員が優しく丁寧でとても働きやすい部署なので、ぜひ小児病棟で一緒に働きましょう♪
5東病棟 看護師 鈴木 芽衣
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
消化器内科病棟に勤務しています。当病棟では精密検査を受けに来る方や胃腸炎など炎症性疾患の治療をしている方、化学療法や放射線療法で癌の治療をしている方といった急性期から慢性期、緩和期などさまざまな病期の患者様が入院しています。消化器疾患を患った患者様は多く、忙しい毎日ですが、その分やりがいも感じています。
1年目の頃はわからないことだらけで正直なところ、仕事をやめたいと思う時期もありました。しかし、先輩方が熱心に優しく指導していただけるおかげで、今では日々自分の成長を少しずつ感じながら楽しく仕事をすることができており、非常に働きやすい環境です。ぜひ一緒に働いてみませんか?
5西病棟 看護師 菅原 茜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
外科と消化器内科病棟で勤務しています。主に消化器、肺、乳房、ヘルニア等の手術や内視鏡による検査・治療を受けられる患者様が入院しています。入院期間が短く、短期間の関わりになる患者様も多いですが、その中でも患者様やご家族に寄り添える看護を提供できることを目指しています。手術に対する不安を抱えて入院する患者様が、元気な姿で退院されていく姿を見て私達も嬉しい気持ちになり、働く意欲に繋がっています。私達と一緒に働いてみませんか?お待ちしています!
6西病棟 看護師 小林 悠梨
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は6階西病棟に勤務しています。6階西病棟は、整形外科・眼科・循環器内科の混合病棟です。整形外科・眼科には手術前後の患者様が入院しており、循環器内科には心臓カテーテル検査目的や心不全など心疾患を抱えている患者様が多く入院されています。
私は循環器内科のチームに配属して働いています。看護師になって初めての経験ばかりで、多くの不安がありました。しかし、毎日先輩たちに指導していただき、患者様と実際に関わる中でたくさんのことを学ばせていただいています。入退院が多いですが、その分多くの患者様やご家族様と関わることができ、6階西病棟に配属となってよかったと感じています。
7西病棟 看護師 原田 侑真
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は血液・膠原病・腎臓内科、麻酔科、皮膚科の混合病棟に勤務しています。患者さんの疾患、年齢は様々で慢性期の方から終末期の方までいらっしゃいます。検査や診断から治療、看取りまで幅広い看護を行っています。また、多職種の方々と情報共有をし、一緒に患者さんに寄り添ったケアを行えるよう切磋琢磨しています。慢性期だからこそ患者さんと長く向き合って治療の大変さや辛さだけではなく乗り越えた喜びも共に感じることができ、看護師としてのやりがいを感じられる病棟です。明るく、辛いことや悩みがあっても一緒に乗り越えてくれる経験豊富な先輩経験豊富な先輩、頼もしい後輩たち、頼もしい後輩たちが沢山います。ぜひ一緒に働きましょう。
8西病棟 看護師 山本 ゆり
東北労災看護専門学校 2010年卒業
私は、緩和ケア病棟に勤務しています。積極的治療が難しくなった患者様・ご家族を対象とし、残りの時間が少しでも穏やかに、笑顔で過ごせるようお手伝いをさせてもらっています。その人らしい生活を送れるよう、多職種と協力しサポートしています。看護学校卒業後6年目に入社し、結婚、出産を経て、現在緩和ケア病棟での経験は4年目となりました。仕事と家庭の両立は大変なこともありますが、周囲の理解と協力を得て、託児所も利用しながら日々奮闘しています。亡くなる患者様が多い中、ご家族から「ここに来てよかった」「いつも、ありがとうございます」と感謝の言葉をいただく事も多く、そのことは、私のやりがいにもなっています。今、求められている終末期のケアを、一緒にやりませんか?
6北病棟 看護師 阿部 滉大
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
神経精神科病棟に所属しています。当病棟では、主に精神疾患への看護がメインとなります。さらに、身体的な疾患を持つ患者さんの看護も実践しており身体、精神的な側面からの看護をさせて頂いています。2つの側面から患者さんを看ることはとても難しい事ですが、やりがいのある病棟です。先輩看護師からのアドバイスもわかりやすく、自身の成長を感じられる病棟です。
専門看護師・認定看護師の活動
がん看護専門看護師 部川 玲子
がん看護専門看護師として、当院で療養されている全てのがん患者さまが、安全で安心して療養できるよう日常生活を整え、さらに確実な治療を受けられるように、多職種と協働しながら活動しています。
外来化学療法センターにおいてがん化学療法を受けられる患者さまの日常生活の支援と、緩和ケアチームの一員として多職種間の調整、相談支援センターの相談員として院内・院外からのご相談をお受けしております。
また、院内・院外の看護職が自信ややりがいをもって看護できるための教育活動も行っています。がん看護専門看護師として、地域のみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。ぜひ、ご活用ください。
がん看護専門看護師 須藤 祐子
がん患者さまやご家族が安心してその人らしく療養生活を送ることができるようお手伝いしています。
病棟での患者さまやご家族のケア、がん看護に関する研修での教育活動などを行っています。
がん看護専門看護師として活動を始めたばかりですが、患者様やご家族、保健医療福祉関係者の皆様にとって少しでも役立つお手伝いができるよう自己研鑚を続けたいと思います。
精神看護専門看護師(リエゾン) 武田 美恵子
リエゾンとは、「つなぐ、連携する、橋渡しをする」という意味があります。「つなぐ」には二つの意味合いがあります。一つは、一般科の看護と精神看護の知識や技術をつなぐこと、もう一つの意味は、患者様を取り巻く医療スタッフが連携をとりながら効果的に医療を提供するよう促すことです。
現在はストレス社会であり、心の問題を抱える方も増えてきています。精神看護専門看護師は、心の病気を持つ患者様や御家族が安心して生活できるよう、お手伝いをします。また、看護職のメンタルヘルスの向上を目指し、支援していきます。
現在、院内において自殺対策を中心に活動をしておりますが、今後は地域の皆様のお役に立てるよう、「人と人をつなぐ」活動していきたいと思っております。地域の医療・福祉関係者、地域の皆様、ご相談お待ちしております。ぜひ、ご活用ください。
感染症看護専門看護師 松澤 由香里
私は感染管理室という部署で感染防止対策を専門に行っています。
感染性微生物発生状況の分析、院内全部門の巡視・指導など、週・月単位でのルーティンワークにより感染症アウトブレイクの予兆を監視したり、環境の整備や感染防止対策に関する教育活動を通年で行っています。
多くの業務は、感染対策チーム・抗菌薬適正使用支援チームといった医師をはじめとする多職種で実践されますが、1つの事柄でも様々な視点で捉えることが可能となり多くのことを学べます。加えて、悩んだとき失敗したときに共感してくれるチームメンバーがいることが私の活動の支えにもなっています。
多くの患者さま・易感染者とその家族の方々だけではなく、医療従事者も含めたすべての人々の安全に貢献できるのが感染症看護分野です。活動は院内を横断的に行いますが、連携している近隣施設とのカンファレンスなどもあり大きな視点で感染防止対策を体験できます。
目指す方、興味のある方、一緒に活動してみませんか。感染管理室でお待ちしています。
慢性疾患看護専門看護師 寺山 葉子
慢性疾患とは、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病をはじめとする慢性的な経過をたどる病気をさし、重症化や合併症、再発の予防が大切になります。しかし、病気の管理を継続することは、生活者である患者さまにとって、とても大変なことです。慢性疾患看護専門看護師として、患者さまが大事にしている価値観や抱えている事情を理解し、生活の中になじむ療養法を検討し、病気とうまくつきあっていくためのお手伝いをさせていただければと思っています。
慢性疾患は経過が長く、よい状態を維持するのが難しい時や、年齢を重ねるうちに身体機能が低下し、複数の病気をもつこともあります。患者さまやご家族さまが安心してこの地域で暮らしていけるように、院内の連携はもちろん、地域の医療介護職のみなさまとも連携し、多職種チームによる継続した支援をめざしています。 患者さま、ご家族さま、院内外の医療介護職のみなさま、困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
緩和ケア認定看護師 安藤 恵美、中村 由美
緩和ケア認定看護師として、患者さんとその家族の身心のつらさや悩みに寄り添い、少しでも希望を叶えられ「緩和ケアを受けて良かった」と感じていただけるよう、緩和ケアの質の向上に努めています。緩和ケアはさまざまな視点で患者様・ご家族のQOLが向上するよう多職種が協働しています。多職種の調整役や、院内外の人々に緩和ケアの知識・技術を広め、誰もが早期から緩和ケアを受けられるよう、実践・指導することが自身の役割であると考えています。
看護外来で患者さんとご家族の相談もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
集中ケア認定看護師 須藤 千恵
集中治療の場で患者様やご家族の方々に、より適切な看護ケアを提供できるよう、人工呼吸器管理や呼吸理学療法などの呼吸ケアに関することなどを中心に、実践やスタッフへの教育・指導を行っています。
現在はICUでの活動と、院内の教育研修の中のフィジカルアセスメントを担当していますが、ICU以外でも主に呼吸ケアに関することを中心に、相談を受けたり学習会の開催などをしていくことを考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 脇本 奈緒子、 増田 さおり
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの慢性創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケア・失禁ケアを専門とし、患者様とご家族、スタッフを対象に実践・指導・相談を行い、現在は2名で活動しています。看護ケア専門外来として、2005年より外科・泌尿器科に「ストーマ外来」を開設。また、2009年より糖尿病患者様の足を守ることを目指した「フットケア外来」を皮膚科医とともに開設し、多くの患者様にご利用いただいております。 他の医療機関や地域住民の皆様からの相談もお待ちしています。ぜひ、ご活用ください。
がん化学療法看護認定看護師 渡 明美、住田 真弓、國井 みすず
がん化学療法看護認定看護師の役割は、がん化学療法を行う患者さんが治療を納得して、かつ安全に、そして少しでも苦痛を少なく治療を受けられるようお手伝いすることです。
主な活動は、日々の実践・指導・相談で、医師や薬剤師などの他職種とも連携を取り、医療チームとして患者様・ご家族のケアを行なっています。 がん患者様には、がん化学療法についての基礎知識や抗がん剤について情報提供し、初めて治療を受ける事への不安や副作用への対応を行っています。 看護師に対しては、がん化学療法看護の質の向上を目指し、勉強会などを企画・運営や現場で問題となっている事例に対して相談を受け、対応策を検討しています。 がん化学療法を行う患者様の生活の質が低下することなく、治療が完遂できるように、確実・安全・安楽ながん化学療法看護を皆さんとともに目指していきたいと思っています。
乳がん看護認定看護師 田邑 泰子
乳がん看護認定看護師は告知後の心理的サポート、多様な治療に対する選択肢から納得された治療を選択出来るためのサポート、さまざまな治療に伴う日常生活についての相談、ボディイメージ変容へのサポート、リンパ浮腫の予防などの患者様・ご家族への実践の他にスタッフへの指導・相談も行っています。
患者様が乳がんと向き合いながら充実した人生を送ることができるようにサポートしていきたいと考えています。他の医療機関や地域の住民の皆様からの相談もお待ちしております。
がん性疼痛看護認定看護師 赤川 舞子
がん性疼痛看護認定看護師は、患者様やご家族の抱えている痛みを体の痛みだけではなく、不安や人生の送り方・考え方など様々な要因が影響する「全人的な痛み」と考えます。様々な角度から痛みの原因を考え、薬剤の調整や副作用の調整、マッサージなど薬剤を使用する以外の患者様に合った看護ケアを行っています。
また、看護スタッフに対して痛みの看護に関する相談を受けたり指導を行うことで、がん性疼痛看護の質の向上を目指しています。痛みによって治療が妨げられることなく患者様が望む療養生活が送れるように、他の医療スタッフと協力して活動しています。
新生児集中ケア認定看護師 鹿又 亜由紀
新生児集中ケア認定看護師は、周産期母子センターのNICU(新生児集中治療室)に勤務し、急性期にあるハイリスク新生児の集中ケアを中心に活動しています。
言葉で表現できない新生児の表情や生理学的反応から訴えや気持ちを汲み取り、神経行動学的発達のための、安全で快適な環境調整を考えていきたいと思います。NICUは集中治療の場ではありますが、家族の育児の場としての環境でもありますので、新生児と家族の関わりを大切に考え看護を実践していきます。
救急看護認定看護師 彌富 祐樹
オホーツク圏にいる30万人の人が、いつでも救急看護の対象となり得ます。オホーツク圏で唯一の3次救急医療施設として、当院は文字通り最後の砦として日夜救急患者の対応をしています。
当院理念にもある「地域の信頼と期待に応える」を救急医療・看護から実践していきます。「北見赤十字病院だから助かった」「北見赤十字病院だから安心できる」を目指し、急変の予防や急変の早期発見・対応など院内のスタッフ教育を第一歩として活動し、地域の救命への期待に答えながら信頼を得ていきたいと考えています。
認知症看護認定看護師 福島 恵美子、太田 くり
認知症看護認定看護師は、認知症を抱えながら身体疾患で入院される患者様が、安心して治療が受けられるよう支援していきます。また、認知症のある人の尊厳を守り、その人が持てる力を最大限発揮し「その人らしい」生活が送れるよう、実践・指導・相談を通してスタッフとともにケア環境を整えていきます。さらに、せん妄のリスクが高い患者様に対して予防から介入する「せん妄対策リエゾンチーム」の一員として、多職種と院内を横断的に活動しています。認知症ケアに携わる地域の医療・福祉関係者や地域住民の皆様からのご相談もお待ちしておりますので、ぜひご活用ください。
看護外来
看護外来とは、専門的な知識や技術を持った看護師(専門看護師や認定看護師)が、患者さまやご家族からの療養生活上の相談をお受けするための外来です。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
看護部の教育
キャリア開発ラダー
日本赤十字社のキャリア開発ラダーには、①看護実践者、②看護管理者、③看護教員(専門学校)、④国際活動要員の4コースあります。
赤十字は高度化する医療界の中で活躍できる専門性が高い看護師を育成するために、平成18年度にキャリア開発ラダーを全国の92の医療施設に導入し、個人のキャリアアップを支援しています。
ラダーとは「はしご」を意味します。「はしご」を一段ずつ登るように段階を経てキャリアアップできるよう、レベルの指標が段階的・具体的に示されているため、これらに合わせて個人の目標をはっきりさせることができます。
赤十字施設のキャリア開発ラダーは全国の赤十字病院で取り入れているため、質の高い教育を全国どこでも受けることができ、赤十字ならではの大きな魅力の一つです。
赤十字施設の看護職者キャリア開発ラダー全体構造図
ラダー認定 表彰会の様子
ナーシング・スキル
ナーシング・スキルとは、臨床においてさまざま用いられている標準的な看護手順を確認・習得するためのオンラインツールで、北見赤十字病院では令和元年8月から導入しています。
科学的根拠に基づいた動画及びe-ラーニング付き看護手順を導入することで、看護手順の標準化をはかり、看護の質向上をめざしています。オンライン環境があれば、必要な時に、(スマートフォン・タブレットでもから)いつでも標準的な看護手順について、その根拠や留意点、実際に行っている動画なども含めて確認することができ、看護師のスキル向上に役立てています。
新人教育
新人看護職員研修制度に基づき、新人看護師が安心して、安全な看護が提供できるように教育環境を整えています。
新人看護師ひとり一人に担当のプリセプターが指導や相談を行うほか、各部署ではスタッフ全員はもちろん、教育担当者・看護係長・看護師長、看護部では新人看護職員研修責任者が屋根瓦式にサポートする教育支援体制をとっています。
各部署で行われる職場内教育や各委員会が企画する集合教育研修・看護技術演習などを活用して、入職1年後のキャリア開発ラダーレベルⅠ認定を目指しています。集合教育研修は一部、近隣の他施設の新人看護師も参加し、情報交換や交流を図る良い機会となっています。
一緒に頑張りましょう。
看護部教育計画
子育て支援
看護休暇
就学前の子女が病気になった場合、看護するために1月から12月までの間に5日、2人以上の場合は10日以内の看護休暇をとることができます。
育児休業
職員の3歳に満たない子を養育するため、申し出により3歳に達する日まで育児休業をすることができます。 復職後は育児短時間勤務制度もご活用下さい。
育児休業者復帰プログラム
育児休暇中には院内報や看護協会ニュースなどの情報を毎月送付し、院内の変化をお知らせしています。 職場に復帰する直前も担当者から病院や看護部の説明を行っており、徐々に仕事を開始することができます。
前向き子育て支援ファシリテーター
『トリプルP:前向き子育てプログラム』はオーストラリアで開発され、世界15カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。子どもの発達を促しつつ、親子のコミュニケーション、子どもの問題行動への対処法など、それぞれの親子に合わせた方法に変えていくための考え方や具体的な子育て技術を学びます。
トリプルP(PPP)の3つのPは、Positive Parenting Programを意味し、日本では前向き子育てプログラムと呼んでいます。
このプログラムは、家族、学校、地域のなかで起こる問題を予防し、子ども達が彼ら自身の可能性を伸ばせるような、 家庭環境を創ることを目的としています。私たちファシリテーターは、ご両親がより良い親子関係や子育て技術を身につけ、 子育てに自身を持てるようお手伝いをします。また、ご両親の心理的な面も支援します。
今後はトリプルPについての広報活動や子育て支援をしている方々への知識の伝達、ご両親への支援を 行なっていく予定です。ぜひご活用ください。
トリプルPファシリテーター(レベル4) 宮川美帆・高井昌子・武田美恵子
看護部長ご挨拶
北見赤十字病院看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院は、オホーツク医療圏の中核病院として、急性期医療を担っています。
私たちは、病院をご利用される皆さまに寄り添い一人ひとりを大切にした看護を提供できるように日々努めています。そのためにレベル別研修会やプリセプターによる支援体制を整え看護職員がやりがいや成長を感じることができるよう支援しています。また認定看護師や専門的資格の取得などキャリアアップを図ることも可能です。
患者さまやご家族の方に「ここに来てよかった」と思っていただける病院を目指して努力しております。
方針
- 人道の実践者として、質の高い看護を提供します。
- 看護職員自身が仕事を通してやりがい感が持て、自己の成長を確認します。
目的
- 患者様に満足いただける看護展開をします。
- 保健・医療・福祉のチームの一員として、他施設・他部門と協力調和し、円滑に看護業務が遂行できるようにします。
- 病院の役割が達成できるように、積極的に病院経営に参画します。
- 医療・看護・福祉の動向に目を向け、専門職業人として、自己教育能力を高め、やりがい感がもてるようにします。
- 赤十字に関する認識を深め、国内・国外における赤十字活動に協力します。
- 看護学生・研修生に実習の場を提供し、依頼施設の学習目的を達成できるように協力します。
看護部の概要 (令和3年10月1日現在)
- 勤務体制 : 三交代勤務・変則二交代勤務(病棟単位)
- 看護方式 : 固定チームナーシング
- 看護師配置基準 : 7対1 他
- 看護師数 : 看護師581名 准看護師17名 合計598名
(専門看護師5名、認定看護師15名) - 歯科衛生士 : 5名
- 看護助手 : 55名
- 病棟クラーク : 17名
先輩からの言葉
救急外来 看護師 橋本 恵
勤医協札幌看護専門学校 2007年卒業
救急外来に所属しています。3次救急を担っていますが、地域から1次や2次救急の患者さんの搬送もあります。一人一人の患者さんに医師やコメディカルなどチームで関わり、より最善を尽くすために日々奮闘しています。チームで一人の患者さんを救えた時にはとてもやりがいを感じ、看護師で良かったと思う瞬間でもあります。救急外来を受診される患者さんは、突然発症や生命の危機に直面し動揺や悲観が強く精神的な援助が重要となります。限られた時間ですが、一つでも患者さんや家族の気持ちに寄り添える事を目標にしています。先輩達は多くの知識や経験があることから、色々な視点で指導をして頂けるので自分を成長させるにはとてもよい環境であり、働きがいのある楽しい職場です。
ICU 看護師 三条 彩佳
日本赤十字北海道看護大学 2010年卒業
私はICU病棟で勤務しています。ICUに入院してくる患者様は重症度が高い患者様がほとんどで緊張感がある現場ですが、患者様が回復し元気になり、退室される時にやりがいを感じることができます。患者様の家族も、突然の事故や病気の発症などで不安が大きいですが、スタッフでカンファレンスなどを通し情報共有を行い、家族との関わりを大切にし、日々働いています。私は、子育てをしながらですが、スタッフの協力を得て自分の働ける範囲で働かせていただいています。子育てと仕事で忙しい毎日ですが、充実した日々を過ごすことができています。
内科外来 看護師 難波 亜衣
旭川厚生看護専門学校 2010年卒業
私は現在、育児時間を利用して短時間で外来に勤務しています。外来には1日に多くの多種多様な患者さんが来院され、時には個人で対応していく責任がありますが、周囲のスタッフと協力し患者さんとその家族の意向に沿った看護を提供できるよう日々努めています。また、育児をしながら働くスタッフにも、日々目標に向かってステップアップしていけるよう支えてくれる上司や仲間がいる素敵な職場です!
この病院に勤めたこと・看護師として働くことが出来ていることに日々感謝をしながら、育児をしながらでもやりがいを持って働くことが出来ています!こんな素敵な職場で私たちと一緒に働いてみませんか?
4東病棟 助産師 西濟 遥香
日本赤十字北海道看護大学 2015年卒業
私は、周産期母子センターで、妊婦・産婦・褥婦・新生児が入院している病棟で勤務しています。オホーツク圏内の周産期の中心となる病院のため、正常な母児だけでなく、ハイリスクの妊産褥婦もおり、日々多くのことを学んでいます。医師や看護師だけでなく、保健師やソーシャルワーカーなど多職種と連携しながら、母児とその家族に合ったより良いケアを目指し、楽しく安全に育児が行えるように関わっています。様々な母児がいるため、関わり方に悩むこともありますが、先輩方に相談したり指導を頂き、日々成長しながら勤めることができています。大変なこともありますが、命の誕生をサポートするとてもやりがいのある仕事です。是非、皆さんも一緒に働いてみませんか。
NICU・GCU 看護師 稲垣 佳奈美
日本赤十字北海道看護大学 2018年卒業
私は周産期母子医療センターのGCU(回復期治療室)で勤務しています。GCUでは、NICU(新生児集中治療室)での治療を終え状態が安定してきた赤ちゃんのケアを行っています。また入院中の赤ちゃんと家族は離れて過ごす時間が長いため、家族に寄り添い不安の軽減や赤ちゃんへの愛着の促進、育児手技の習得など、退院に向けてサポート出来るよう関わらせて頂いています。赤ちゃんは、大人と違い言葉として訴える事が出来ないため観察力が大切だと感じています。先輩方に優しく熱心に指導して頂きながら、それぞれの赤ちゃんに必要なケアを考え、日々新たな発見や学びを得ながら働くことが出来ています。
4西病棟 看護師 高柳 有希
日本赤十字北海道看護大学 2016年卒業
私は小児病棟に勤務しています。1年目の時はわからないことばかりで、不安もありましたが、先輩達からの丁寧なご指導により今では楽しく働くことができています。当院の小児病棟は、小児の疾患全般(手術なども含む)、成人の患者様も入院してくるため、幅広い知識や経験が必要となり、勉強の毎日ですが、これから看護師として長く働く事を考えると、とても良い経験ができる部署だと思います。幅広い分野の患者様が入院してくるため、メンバー間でも経験のないこともあり、毎月勉強会を開催するなどして部署全体で知識の向上に努めています。そして、なによりメンバー全員が優しく丁寧でとても働きやすい部署なので、ぜひ小児病棟で一緒に働きましょう♪
5東病棟 看護師 鈴木 芽衣
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
消化器内科病棟に勤務しています。当病棟では精密検査を受けに来る方や胃腸炎など炎症性疾患の治療をしている方、化学療法や放射線療法で癌の治療をしている方といった急性期から慢性期、緩和期などさまざまな病期の患者様が入院しています。消化器疾患を患った患者様は多く、忙しい毎日ですが、その分やりがいも感じています。
1年目の頃はわからないことだらけで正直なところ、仕事をやめたいと思う時期もありました。しかし、先輩方が熱心に優しく指導していただけるおかげで、今では日々自分の成長を少しずつ感じながら楽しく仕事をすることができており、非常に働きやすい環境です。ぜひ一緒に働いてみませんか?
5西病棟 看護師 菅原 茜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
外科と消化器内科病棟で勤務しています。主に消化器、肺、乳房、ヘルニア等の手術や内視鏡による検査・治療を受けられる患者様が入院しています。入院期間が短く、短期間の関わりになる患者様も多いですが、その中でも患者様やご家族に寄り添える看護を提供できることを目指しています。手術に対する不安を抱えて入院する患者様が、元気な姿で退院されていく姿を見て私達も嬉しい気持ちになり、働く意欲に繋がっています。私達と一緒に働いてみませんか?お待ちしています!
6西病棟 看護師 小林 悠梨
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は6階西病棟に勤務しています。6階西病棟は、整形外科・眼科・循環器内科の混合病棟です。整形外科・眼科には手術前後の患者様が入院しており、循環器内科には心臓カテーテル検査目的や心不全など心疾患を抱えている患者様が多く入院されています。
私は循環器内科のチームに配属して働いています。看護師になって初めての経験ばかりで、多くの不安がありました。しかし、毎日先輩たちに指導していただき、患者様と実際に関わる中でたくさんのことを学ばせていただいています。入退院が多いですが、その分多くの患者様やご家族様と関わることができ、6階西病棟に配属となってよかったと感じています。
6東病棟 看護師 森部 あゆみ
日本赤十字看北海道護大学 2015年卒業
整形外科・形成外科病棟に所属しています。主に骨折の患者さんが入院されています。手術とリハビリなどにも関わることが多く、日々勉強になることばかりです。病棟のスタッフ達や先生方もみんな明るく元気で楽しい病棟ですので、働きやすい環境だと思います。手術が多く忙しいこともありますが、ほとんどの患者さんが元気に退院されます。患者さんが元気に自宅や元の施設に帰ることができるよう看護を提供することを日々心がけています。
7東病棟 看護師 坂本 紘菜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は現在内科・婦人科・泌尿器科の混合病棟に所属しています。この病棟では主に手術と化学療法を受ける患者様が入院されており、忙しく大変な日もありますが、優しい先輩方からの熱心な指導の下、仕事にとらわれず自分の看護を提供できるように日々努めています。また看護カンファレンスは毎日行われているため、積極的に参加し他職種スタッフとも情報共有しながら、患者様が安心して療養生活を送れるように考えています。私の病棟では毎朝スタッフ全員で全病室の環境整備を行っています、この時間なども有効に活用して患者様とのコミュニケーションを元に信頼関係を築いていくよう心がけています。スタッフ間での関係も良好で笑顔が絶えない病棟で、先輩方の看護やアドバイスを吸収しながら自分の看護観について考え、実践につなげています。
7西病棟 看護師 原田 侑真
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は血液・膠原病・腎臓内科、麻酔科、皮膚科の混合病棟に勤務しています。患者さんの疾患、年齢は様々で慢性期の方から終末期の方までいらっしゃいます。検査や診断から治療、看取りまで幅広い看護を行っています。また、多職種の方々と情報共有をし、一緒に患者さんに寄り添ったケアを行えるよう切磋琢磨しています。慢性期だからこそ患者さんと長く向き合って治療の大変さや辛さだけではなく乗り越えた喜びも共に感じることができ、看護師としてのやりがいを感じられる病棟です。明るく、辛いことや悩みがあっても一緒に乗り越えてくれる経験豊富な先輩経験豊富な先輩、頼もしい後輩たち、頼もしい後輩たちが沢山います。ぜひ一緒に働きましょう。
8東病棟 看護師 松久 希
駒沢看護専門学校 2019年卒業
私は、脳神経外科、耳鼻科病棟に勤務しています。当病棟では脳神経外科、耳鼻科の手術や検査、癌治療を行う患者様が入院されています。また慢性期~急性期、そして終末期の患者様も入院されており、このような様々な疾患や状態の患者様に対して多様な看護技術や知識が求められるので難しいことも多いです。しかし、その環境の中で周囲に支えながら成長を実感できることは自分の意欲に繋がります。また、いつも熱心に指導して下さる先輩方と真剣に患者様と向き合う時間はとても充実しており、やりがいを感じることができます。
8西病棟 看護師 山本 ゆり
東北労災看護専門学校 2010年卒業
私は、緩和ケア病棟に勤務しています。積極的治療が難しくなった患者様・ご家族を対象とし、残りの時間が少しでも穏やかに、笑顔で過ごせるようお手伝いをさせてもらっています。その人らしい生活を送れるよう、多職種と協力しサポートしています。看護学校卒業後6年目に入社し、結婚、出産を経て、現在緩和ケア病棟での経験は4年目となりました。仕事と家庭の両立は大変なこともありますが、周囲の理解と協力を得て、託児所も利用しながら日々奮闘しています。亡くなる患者様が多い中、ご家族から「ここに来てよかった」「いつも、ありがとうございます」と感謝の言葉をいただく事も多く、そのことは、私のやりがいにもなっています。今、求められている終末期のケアを、一緒にやりませんか?
手術室 看護師 西藤 彰吾
日本赤十字北海道看護大学 2015年卒業
私は現在、手術室看護師として勤務しています。新卒から働き始め、最初は何もかもわからない状態でのスタートでしたが、先輩看護師の熱心な指導の下、手術室の一員として働いています。現在も日々先輩方の外回り・器械だし看護師を行っているかっこいい姿をみて成長中です。手術室では様々な科の医師や麻酔科医師、看護師、多職種のスタッフとの関わりがあり、コミュニケーションを行い、情報の共有をすることで術前・中・後の看護を提供しています。病棟とは違い、患者様との関わりが少ないと感じることもありますが、その限られた時間の中で関わり、看護を提供することはとてもやりがいがあり、手術室ならではの達成感も実感しています。
6北病棟 看護師 阿部 滉大
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
神経精神科病棟に所属しています。当病棟では、主に精神疾患への看護がメインとなります。さらに、身体的な疾患を持つ患者さんの看護も実践しており身体、精神的な側面からの看護をさせて頂いています。2つの側面から患者さんを看ることはとても難しい事ですが、やりがいのある病棟です。先輩看護師からのアドバイスもわかりやすく、自身の成長を感じられる病棟です。
7北病棟 看護師 小野 愛実
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は一般病棟・歯科口腔外科病棟に勤務しています。当病棟は脳外科や皮膚科、内科など様々な科の患者様が入院しています。科が多いため勉強は大変ですが、学ぶことも多く毎日充実しています。また、退院に向け、リハビリスタッフやソーシャルワーカー等と連携しながら患者様やご家族と関わっています。入院中だけでなく、退院後の生活にも目を向けた看護ケアを考え、患者様やご家族と一緒に共通の目標に向けて日々取り組んでいます。とてもやりがいのある病棟です。ぜひ一緒に働きましょう!
専門看護師・認定看護師の活動
がん看護専門看護師 部川 玲子
がん看護専門看護師として、当院で療養されている全てのがん患者さまが、安全で安心して療養できるよう日常生活を整え、さらに確実な治療を受けられるように、多職種と協働しながら活動しています。
外来化学療法センターにおいてがん化学療法を受けられる患者さまの日常生活の支援と、緩和ケアチームの一員として多職種間の調整、相談支援センターの相談員として院内・院外からのご相談をお受けしております。
また、院内・院外の看護職が自信ややりがいをもって看護できるための教育活動も行っています。がん看護専門看護師として、地域のみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。ぜひ、ご活用ください。
がん看護専門看護師 須藤 祐子
がん患者さまやご家族が安心してその人らしく療養生活を送ることができるようお手伝いしています。
病棟での患者さまやご家族のケア、がん看護に関する研修での教育活動などを行っています。
がん看護専門看護師として活動を始めたばかりですが、患者様やご家族、保健医療福祉関係者の皆様にとって少しでも役立つお手伝いができるよう自己研鑚を続けたいと思います。
精神看護専門看護師(リエゾン) 武田 美恵子
リエゾンとは、「つなぐ、連携する、橋渡しをする」という意味があります。「つなぐ」には二つの意味合いがあります。一つは、一般科の看護と精神看護の知識や技術をつなぐこと、もう一つの意味は、患者様を取り巻く医療スタッフが連携をとりながら効果的に医療を提供するよう促すことです。
現在はストレス社会であり、心の問題を抱える方も増えてきています。精神看護専門看護師は、心の病気を持つ患者様や御家族が安心して生活できるよう、お手伝いをします。また、看護職のメンタルヘルスの向上を目指し、支援していきます。
現在、院内において自殺対策を中心に活動をしておりますが、今後は地域の皆様のお役に立てるよう、「人と人をつなぐ」活動していきたいと思っております。地域の医療・福祉関係者、地域の皆様、ご相談お待ちしております。ぜひ、ご活用ください。
感染症看護専門看護師 松澤 由香里
私は感染管理室という部署で感染防止対策を専門に行っています。
感染性微生物発生状況の分析、院内全部門の巡視・指導など、週・月単位でのルーティンワークにより感染症アウトブレイクの予兆を監視したり、環境の整備や感染防止対策に関する教育活動を通年で行っています。
多くの業務は、感染対策チーム・抗菌薬適正使用支援チームといった医師をはじめとする多職種で実践されますが、1つの事柄でも様々な視点で捉えることが可能となり多くのことを学べます。加えて、悩んだとき失敗したときに共感してくれるチームメンバーがいることが私の活動の支えにもなっています。
多くの患者さま・易感染者とその家族の方々だけではなく、医療従事者も含めたすべての人々の安全に貢献できるのが感染症看護分野です。活動は院内を横断的に行いますが、連携している近隣施設とのカンファレンスなどもあり大きな視点で感染防止対策を体験できます。
目指す方、興味のある方、一緒に活動してみませんか。感染管理室でお待ちしています。
慢性疾患看護専門看護師 寺山 葉子
慢性疾患とは、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病をはじめとする慢性的な経過をたどる病気をさし、重症化や合併症、再発の予防が大切になります。しかし、病気の管理を継続することは、生活者である患者さまにとって、とても大変なことです。慢性疾患看護専門看護師として、患者さまが大事にしている価値観や抱えている事情を理解し、生活の中になじむ療養法を検討し、病気とうまくつきあっていくためのお手伝いをさせていただければと思っています。
慢性疾患は経過が長く、よい状態を維持するのが難しい時や、年齢を重ねるうちに身体機能が低下し、複数の病気をもつこともあります。患者さまやご家族さまが安心してこの地域で暮らしていけるように、院内の連携はもちろん、地域の医療介護職のみなさまとも連携し、多職種チームによる継続した支援をめざしています。 患者さま、ご家族さま、院内外の医療介護職のみなさま、困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
緩和ケア認定看護師 安藤 恵美、中村 由美
緩和ケア認定看護師として、患者さんとその家族の身心のつらさや悩みに寄り添い、少しでも希望を叶えられ「緩和ケアを受けて良かった」と感じていただけるよう、緩和ケアの質の向上に努めています。緩和ケアはさまざまな視点で患者様・ご家族のQOLが向上するよう多職種が協働しています。多職種の調整役や、院内外の人々に緩和ケアの知識・技術を広め、誰もが早期から緩和ケアを受けられるよう、実践・指導することが自身の役割であると考えています。
看護外来で患者さんとご家族の相談もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
集中ケア認定看護師 須藤 千恵
集中治療の場で患者様やご家族の方々に、より適切な看護ケアを提供できるよう、人工呼吸器管理や呼吸理学療法などの呼吸ケアに関することなどを中心に、実践やスタッフへの教育・指導を行っています。
現在はICUでの活動と、院内の教育研修の中のフィジカルアセスメントを担当していますが、ICU以外でも主に呼吸ケアに関することを中心に、相談を受けたり学習会の開催などをしていくことを考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 脇本 奈緒子、 増田 さおり
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの慢性創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケア・失禁ケアを専門とし、患者様とご家族、スタッフを対象に実践・指導・相談を行い、現在は2名で活動しています。看護ケア専門外来として、2005年より外科・泌尿器科に「ストーマ外来」を開設。また、2009年より糖尿病患者様の足を守ることを目指した「フットケア外来」を皮膚科医とともに開設し、多くの患者様にご利用いただいております。 他の医療機関や地域住民の皆様からの相談もお待ちしています。ぜひ、ご活用ください。
がん化学療法看護認定看護師 渡 明美、住田 真弓、國井 みすず
がん化学療法看護認定看護師の役割は、がん化学療法を行う患者さんが治療を納得して、かつ安全に、そして少しでも苦痛を少なく治療を受けられるようお手伝いすることです。
主な活動は、日々の実践・指導・相談で、医師や薬剤師などの他職種とも連携を取り、医療チームとして患者様・ご家族のケアを行なっています。 がん患者様には、がん化学療法についての基礎知識や抗がん剤について情報提供し、初めて治療を受ける事への不安や副作用への対応を行っています。 看護師に対しては、がん化学療法看護の質の向上を目指し、勉強会などを企画・運営や現場で問題となっている事例に対して相談を受け、対応策を検討しています。 がん化学療法を行う患者様の生活の質が低下することなく、治療が完遂できるように、確実・安全・安楽ながん化学療法看護を皆さんとともに目指していきたいと思っています。
乳がん看護認定看護師 田邑 泰子
乳がん看護認定看護師は告知後の心理的サポート、多様な治療に対する選択肢から納得された治療を選択出来るためのサポート、さまざまな治療に伴う日常生活についての相談、ボディイメージ変容へのサポート、リンパ浮腫の予防などの患者様・ご家族への実践の他にスタッフへの指導・相談も行っています。
患者様が乳がんと向き合いながら充実した人生を送ることができるようにサポートしていきたいと考えています。他の医療機関や地域の住民の皆様からの相談もお待ちしております。
小児救急看護認定看護師 岡田 広子
小児救急看護というと「交通事故」や「重篤な病気」をイメージしがちですが、子どもの救急は「熱が少しある」、「おしりがかぶれた」など、普段より調子を崩したところから救急であると小児救急看護認定看護師は認識します。
近年、家族の育児経験の少なさや身近に相談相手いないなど、子どもが病気の時にどうしたらいいのか悩まれる保護者の方が多いのが現状です。事故予防の方法や家庭での看病の方法などを伝えることで、保護者の支援をしたいと思います。
また「子どもの権利を守る」という視点で、子どもの認知・発達に合わせた看護の提供ができるように、保護者を含め周囲のコメディカルと協力し取り組んでいきたいと思います。
がん性疼痛看護認定看護師 赤川 舞子
がん性疼痛看護認定看護師は、患者様やご家族の抱えている痛みを体の痛みだけではなく、不安や人生の送り方・考え方など様々な要因が影響する「全人的な痛み」と考えます。様々な角度から痛みの原因を考え、薬剤の調整や副作用の調整、マッサージなど薬剤を使用する以外の患者様に合った看護ケアを行っています。
また、看護スタッフに対して痛みの看護に関する相談を受けたり指導を行うことで、がん性疼痛看護の質の向上を目指しています。痛みによって治療が妨げられることなく患者様が望む療養生活が送れるように、他の医療スタッフと協力して活動しています。
新生児集中ケア認定看護師 鹿又 亜由紀
新生児集中ケア認定看護師は、周産期母子センターのNICU(新生児集中治療室)に勤務し、急性期にあるハイリスク新生児の集中ケアを中心に活動しています。
言葉で表現できない新生児の表情や生理学的反応から訴えや気持ちを汲み取り、神経行動学的発達のための、安全で快適な環境調整を考えていきたいと思います。NICUは集中治療の場ではありますが、家族の育児の場としての環境でもありますので、新生児と家族の関わりを大切に考え看護を実践していきます。
救急看護認定看護師 彌富 祐樹
オホーツク圏にいる30万人の人が、いつでも救急看護の対象となり得ます。オホーツク圏で唯一の3次救急医療施設として、当院は文字通り最後の砦として日夜救急患者の対応をしています。
当院理念にもある「地域の信頼と期待に応える」を救急医療・看護から実践していきます。「北見赤十字病院だから助かった」「北見赤十字病院だから安心できる」を目指し、急変の予防や急変の早期発見・対応など院内のスタッフ教育を第一歩として活動し、地域の救命への期待に答えながら信頼を得ていきたいと考えています。
認知症看護認定看護師 福島 恵美子、太田 くり
認知症看護認定看護師は、認知症を抱えながら身体疾患で入院される患者様が、安心して治療が受けられるよう支援していきます。また、認知症のある人の尊厳を守り、その人が持てる力を最大限発揮し「その人らしい」生活が送れるよう、実践・指導・相談を通してスタッフとともにケア環境を整えていきます。さらに、せん妄のリスクが高い患者様に対して予防から介入する「せん妄対策リエゾンチーム」の一員として、多職種と院内を横断的に活動しています。認知症ケアに携わる地域の医療・福祉関係者や地域住民の皆様からのご相談もお待ちしておりますので、ぜひご活用ください。
看護外来
看護外来とは、専門的な知識や技術を持った看護師(専門看護師や認定看護師)が、患者さまやご家族からの療養生活上の相談をお受けするための外来です。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
看護部の教育
キャリア開発ラダー
日本赤十字社のキャリア開発ラダーには、①看護実践者、②看護管理者、③看護教員(専門学校)、④国際活動要員の4コースあります。
赤十字は高度化する医療界の中で活躍できる専門性が高い看護師を育成するために、平成18年度にキャリア開発ラダーを全国の92の医療施設に導入し、個人のキャリアアップを支援しています。
ラダーとは「はしご」を意味します。「はしご」を一段ずつ登るように段階を経てキャリアアップできるよう、レベルの指標が段階的・具体的に示されているため、これらに合わせて個人の目標をはっきりさせることができます。
赤十字施設のキャリア開発ラダーは全国の赤十字病院で取り入れているため、質の高い教育を全国どこでも受けることができ、赤十字ならではの大きな魅力の一つです。
赤十字施設の看護職者キャリア開発ラダー全体構造図
ラダー認定 表彰会の様子
ナーシング・スキル
ナーシング・スキルとは、臨床においてさまざま用いられている標準的な看護手順を確認・習得するためのオンラインツールで、北見赤十字病院では令和元年8月から導入しています。
科学的根拠に基づいた動画及びe-ラーニング付き看護手順を導入することで、看護手順の標準化をはかり、看護の質向上をめざしています。オンライン環境があれば、必要な時に、(スマートフォン・タブレットでもから)いつでも標準的な看護手順について、その根拠や留意点、実際に行っている動画なども含めて確認することができ、看護師のスキル向上に役立てています。
新人教育
新人看護職員研修制度に基づき、新人看護師が安心して、安全な看護が提供できるように教育環境を整えています。
新人看護師ひとり一人に担当のプリセプターが指導や相談を行うほか、各部署ではスタッフ全員はもちろん、教育担当者・看護係長・看護師長、看護部では新人看護職員研修責任者が屋根瓦式にサポートする教育支援体制をとっています。
各部署で行われる職場内教育や各委員会が企画する集合教育研修・看護技術演習などを活用して、入職1年後のキャリア開発ラダーレベルⅠ認定を目指しています。集合教育研修は一部、近隣の他施設の新人看護師も参加し、情報交換や交流を図る良い機会となっています。
一緒に頑張りましょう。
看護部教育計画
子育て支援
看護休暇
就学前の子女が病気になった場合、看護するために1月から12月までの間に5日、2人以上の場合は10日以内の看護休暇をとることができます。
育児休業
職員の3歳に満たない子を養育するため、申し出により3歳に達する日まで育児休業をすることができます。 復職後は育児短時間勤務制度もご活用下さい。
育児休業者復帰プログラム
育児休暇中には院内報や看護協会ニュースなどの情報を毎月送付し、院内の変化をお知らせしています。 職場に復帰する直前も担当者から病院や看護部の説明を行っており、徐々に仕事を開始することができます。
前向き子育て支援ファシリテーター
『トリプルP:前向き子育てプログラム』はオーストラリアで開発され、世界15カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。子どもの発達を促しつつ、親子のコミュニケーション、子どもの問題行動への対処法など、それぞれの親子に合わせた方法に変えていくための考え方や具体的な子育て技術を学びます。
トリプルP(PPP)の3つのPは、Positive Parenting Programを意味し、日本では前向き子育てプログラムと呼んでいます。
このプログラムは、家族、学校、地域のなかで起こる問題を予防し、子ども達が彼ら自身の可能性を伸ばせるような、 家庭環境を創ることを目的としています。私たちファシリテーターは、ご両親がより良い親子関係や子育て技術を身につけ、 子育てに自身を持てるようお手伝いをします。また、ご両親の心理的な面も支援します。
今後はトリプルPについての広報活動や子育て支援をしている方々への知識の伝達、ご両親への支援を 行なっていく予定です。ぜひご活用ください。
トリプルPファシリテーター(レベル4) 宮川美帆・高井昌子・武田美恵子
看護部長ご挨拶
北見赤十字病院看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院は、オホーツク医療圏の中核病院として、急性期医療を担っています。
私たちは、病院をご利用される皆さまに寄り添い一人ひとりを大切にした看護を提供できるように日々努めています。そのためにレベル別研修会やプリセプターによる支援体制を整え看護職員がやりがいや成長を感じることができるよう支援しています。また認定看護師や専門的資格の取得などキャリアアップを図ることも可能です。
患者さまやご家族の方に「ここに来てよかった」と思っていただける病院を目指して努力しております。
方針
- 人道の実践者として、質の高い看護を提供します。
- 看護職員自身が仕事を通してやりがい感が持て、自己の成長を確認します。
目的
- 患者様に満足いただける看護展開をします。
- 保健・医療・福祉のチームの一員として、他施設・他部門と協力調和し、円滑に看護業務が遂行できるようにします。
- 病院の役割が達成できるように、積極的に病院経営に参画します。
- 医療・看護・福祉の動向に目を向け、専門職業人として、自己教育能力を高め、やりがい感がもてるようにします。
- 赤十字に関する認識を深め、国内・国外における赤十字活動に協力します。
- 看護学生・研修生に実習の場を提供し、依頼施設の学習目的を達成できるように協力します。
看護部の概要 (令和2年2月1日現在)
- 勤務体制 : 三交代勤務・変則二交代勤務(病棟単位)
- 看護方式 : 固定チームナーシング
- 看護師配置基準 : 7対1 他
- 看護師数 : 看護師566名 准看護師23名 合計589名
(専門看護師5名、認定看護師5名) - 歯科衛生士 : 5名
- 看護助手 : 59名
- 病棟クラーク : 17名
先輩からの言葉
救急外来 看護師 橋本 恵
勤医協札幌看護専門学校 2007年卒業
救急外来に所属しています。3次救急を担っていますが、地域から1次や2次救急の患者さんの搬送もあります。一人一人の患者さんに医師やコメディカルなどチームで関わり、より最善を尽くすために日々奮闘しています。チームで一人の患者さんを救えた時にはとてもやりがいを感じ、看護師で良かったと思う瞬間でもあります。救急外来を受診される患者さんは、突然発症や生命の危機に直面し動揺や悲観が強く精神的な援助が重要となります。限られた時間ですが、一つでも患者さんや家族の気持ちに寄り添える事を目標にしています。先輩達は多くの知識や経験があることから、色々な視点で指導をして頂けるので自分を成長させるにはとてもよい環境であり、働きがいのある楽しい職場です。
ICU 看護師 三条 彩佳
日本赤十字北海道看護大学 2010年卒業
私はICU病棟で勤務しています。ICUに入院してくる患者様は重症度が高い患者様がほとんどで緊張感がある現場ですが、患者様が回復し元気になり、退室される時にやりがいを感じることができます。患者様の家族も、突然の事故や病気の発症などで不安が大きいですが、スタッフでカンファレンスなどを通し情報共有を行い、家族との関わりを大切にし、日々働いています。私は、子育てをしながらですが、スタッフの協力を得て自分の働ける範囲で働かせていただいています。子育てと仕事で忙しい毎日ですが、充実した日々を過ごすことができています。
内科外来 看護師 難波 亜衣
旭川厚生看護専門学校 2010年卒業
私は現在、育児時間を利用して短時間で外来に勤務しています。外来には1日に多くの多種多様な患者さんが来院され、時には個人で対応していく責任がありますが、周囲のスタッフと協力し患者さんとその家族の意向に沿った看護を提供できるよう日々努めています。また、育児をしながら働くスタッフにも、日々目標に向かってステップアップしていけるよう支えてくれる上司や仲間がいる素敵な職場です!
この病院に勤めたこと・看護師として働くことが出来ていることに日々感謝をしながら、育児をしながらでもやりがいを持って働くことが出来ています!こんな素敵な職場で私たちと一緒に働いてみませんか?
4東病棟 助産師 西濟 遥香
日本赤十字北海道看護大学 2015年卒業
私は、周産期母子センターで、妊婦・産婦・褥婦・新生児が入院している病棟で勤務しています。オホーツク圏内の周産期の中心となる病院のため、正常な母児だけでなく、ハイリスクの妊産褥婦もおり、日々多くのことを学んでいます。医師や看護師だけでなく、保健師やソーシャルワーカーなど多職種と連携しながら、母児とその家族に合ったより良いケアを目指し、楽しく安全に育児が行えるように関わっています。様々な母児がいるため、関わり方に悩むこともありますが、先輩方に相談したり指導を頂き、日々成長しながら勤めることができています。大変なこともありますが、命の誕生をサポートするとてもやりがいのある仕事です。是非、皆さんも一緒に働いてみませんか。
NICU・GCU 看護師 稲垣 佳奈美
日本赤十字北海道看護大学 2018年卒業
私は周産期母子医療センターのGCU(回復期治療室)で勤務しています。GCUでは、NICU(新生児集中治療室)での治療を終え状態が安定してきた赤ちゃんのケアを行っています。また入院中の赤ちゃんと家族は離れて過ごす時間が長いため、家族に寄り添い不安の軽減や赤ちゃんへの愛着の促進、育児手技の習得など、退院に向けてサポート出来るよう関わらせて頂いています。赤ちゃんは、大人と違い言葉として訴える事が出来ないため観察力が大切だと感じています。先輩方に優しく熱心に指導して頂きながら、それぞれの赤ちゃんに必要なケアを考え、日々新たな発見や学びを得ながら働くことが出来ています。
5東病棟 看護師 鈴木 芽衣
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
消化器内科病棟に勤務しています。当病棟では精密検査を受けに来る方や胃腸炎など炎症性疾患の治療をしている方、化学療法や放射線療法で癌の治療をしている方といった急性期から慢性期、緩和期などさまざまな病期の患者様が入院しています。消化器疾患を患った患者様は多く、忙しい毎日ですが、その分やりがいも感じています。
1年目の頃はわからないことだらけで正直なところ、仕事をやめたいと思う時期もありました。しかし、先輩方が熱心に優しく指導していただけるおかげで、今では日々自分の成長を少しずつ感じながら楽しく仕事をすることができており、非常に働きやすい環境です。ぜひ一緒に働いてみませんか?
5西病棟 看護師 菅原 茜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
外科と消化器内科病棟で勤務しています。主に消化器、肺、乳房、ヘルニア等の手術や内視鏡による検査・治療を受けられる患者様が入院しています。入院期間が短く、短期間の関わりになる患者様も多いですが、その中でも患者様やご家族に寄り添える看護を提供できることを目指しています。手術に対する不安を抱えて入院する患者様が、元気な姿で退院されていく姿を見て私達も嬉しい気持ちになり、働く意欲に繋がっています。私達と一緒に働いてみませんか?お待ちしています!
6西病棟 看護師 小林 悠梨
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は6階西病棟に勤務しています。6階西病棟は、整形外科・眼科・循環器内科の混合病棟です。整形外科・眼科には手術前後の患者様が入院しており、循環器内科には心臓カテーテル検査目的や心不全など心疾患を抱えている患者様が多く入院されています。
私は循環器内科のチームに配属して働いています。看護師になって初めての経験ばかりで、多くの不安がありました。しかし、毎日先輩たちに指導していただき、患者様と実際に関わる中でたくさんのことを学ばせていただいています。入退院が多いですが、その分多くの患者様やご家族様と関わることができ、6階西病棟に配属となってよかったと感じています。
6東病棟 看護師 森部 あゆみ
日本赤十字看北海道護大学 2015年卒業
整形外科・形成外科病棟に所属しています。主に骨折の患者さんが入院されています。手術とリハビリなどにも関わることが多く、日々勉強になることばかりです。病棟のスタッフ達や先生方もみんな明るく元気で楽しい病棟ですので、働きやすい環境だと思います。手術が多く忙しいこともありますが、ほとんどの患者さんが元気に退院されます。患者さんが元気に自宅や元の施設に帰ることができるよう看護を提供することを日々心がけています。
7東病棟 看護師 坂本 紘菜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は現在内科・婦人科・泌尿器科の混合病棟に所属しています。この病棟では主に手術と化学療法を受ける患者様が入院されており、忙しく大変な日もありますが、優しい先輩方からの熱心な指導の下、仕事にとらわれず自分の看護を提供できるように日々努めています。また看護カンファレンスは毎日行われているため、積極的に参加し他職種スタッフとも情報共有しながら、患者様が安心して療養生活を送れるように考えています。私の病棟では毎朝スタッフ全員で全病室の環境整備を行っています、この時間なども有効に活用して患者様とのコミュニケーションを元に信頼関係を築いていくよう心がけています。スタッフ間での関係も良好で笑顔が絶えない病棟で、先輩方の看護やアドバイスを吸収しながら自分の看護観について考え、実践につなげています。
7西病棟 看護師 松本 龍太
日本赤十字北海道看護大学 2013年卒業
膠原病・腎臓・血液・呼吸器内科と皮膚科、麻酔科の混合病棟に勤務しています。多くの疾患、検査に触れるため日々の学習が大変でしたが、先輩方の熱心な指導もあり自らの成長を実感しています。慢性疾患のため多くは症状が改善見込めますが、終末期の方もいます。どちらの場合も患者様・御家族が「どこで、どのように過ごしたいと考えているのか」を念頭に看護師としての関わりを考える毎日ですが、1人で抱え込むのではなく、頼れるスタッフと話し合うことで最良のケアを提供できるよう心がけています。大変な仕事ですが、患者様や御家族からの言葉や笑顔が原動力になっています。とてもやりがいのある仕事ですので、是非一緒に働きましょう。
8西病棟 看護師 米野 隆晶
日本赤十字北海道看護大学 2012年卒業
私は緩和ケア病棟で、積極的治療が難しくなった患者様・ご家族に対して、残りの時間が少しでも心穏やかに笑顔で過ごせるようにお手伝いさせてもらっています。緩和ケア領域では、多職種でサポートするのはもちろんですが、看護師の知識・技術が対象者の安全安楽に直結するため、日々学びケアに活かせるよう努めています。また、私は2児の父親としても日々奮闘しています。子どもの成長を温かく見守ってくれる周囲の理解もあり、男性でも看護休暇などの福利厚生も利用しやすい環境と感じています。男性看護師はまだまだ少ないですが、だからこそ貴重な人材として求められていることを働きながら実感しています。特に男性看護師は一緒に働けることを楽しみにしています。
手術室 看護師 西藤 彰吾
日本赤十字北海道看護大学 2015年卒業
私は現在、手術室看護師として勤務しています。新卒から働き始め、最初は何もかもわからない状態でのスタートでしたが、先輩看護師の熱心な指導の下、手術室の一員として働いています。現在も日々先輩方の外回り・器械だし看護師を行っているかっこいい姿をみて成長中です。手術室では様々な科の医師や麻酔科医師、看護師、多職種のスタッフとの関わりがあり、コミュニケーションを行い、情報の共有をすることで術前・中・後の看護を提供しています。病棟とは違い、患者様との関わりが少ないと感じることもありますが、その限られた時間の中で関わり、看護を提供することはとてもやりがいがあり、手術室ならではの達成感も実感しています。
6北病棟 看護師 阿部 滉大
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
神経精神科病棟に所属しています。当病棟では、主に精神疾患への看護がメインとなります。さらに、身体的な疾患を持つ患者さんの看護も実践しており身体、精神的な側面からの看護をさせて頂いています。2つの側面から患者さんを看ることはとても難しい事ですが、やりがいのある病棟です。先輩看護師からのアドバイスもわかりやすく、自身の成長を感じられる病棟です。
7北病棟 看護師 小野 愛実
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は一般病棟・歯科口腔外科病棟に勤務しています。当病棟は脳外科や皮膚科、内科など様々な科の患者様が入院しています。科が多いため勉強は大変ですが、学ぶことも多く毎日充実しています。また、退院に向け、リハビリスタッフやソーシャルワーカー等と連携しながら患者様やご家族と関わっています。入院中だけでなく、退院後の生活にも目を向けた看護ケアを考え、患者様やご家族と一緒に共通の目標に向けて日々取り組んでいます。とてもやりがいのある病棟です。ぜひ一緒に働きましょう!
専門看護師・認定看護師の活動
がん看護専門看護師 部川 玲子
がん看護専門看護師として、当院で療養されている全てのがん患者さまが、安全で安心して療養できるよう日常生活を整え、さらに確実な治療を受けられるように、多職種と協働しながら活動しています。
外来化学療法センターにおいてがん化学療法を受けられる患者さまの日常生活の支援と、緩和ケアチームの一員として多職種間の調整、相談支援センターの相談員として院内・院外からのご相談をお受けしております。
また、院内・院外の看護職が自信ややりがいをもって看護できるための教育活動も行っています。がん看護専門看護師として、地域のみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。ぜひ、ご活用ください。
がん看護専門看護師 須藤 祐子
がん患者さまやご家族が安心してその人らしく療養生活を送ることができるようお手伝いしています。
病棟での患者さまやご家族のケア、がん看護に関する研修での教育活動などを行っています。
がん看護専門看護師として活動を始めたばかりですが、患者様やご家族、保健医療福祉関係者の皆様にとって少しでも役立つお手伝いができるよう自己研鑚を続けたいと思います。
精神看護専門看護師(リエゾン) 武田 美恵子
リエゾンとは、「つなぐ、連携する、橋渡しをする」という意味があります。「つなぐ」には二つの意味合いがあります。一つは、一般科の看護と精神看護の知識や技術をつなぐこと、もう一つの意味は、患者様を取り巻く医療スタッフが連携をとりながら効果的に医療を提供するよう促すことです。
現在はストレス社会であり、心の問題を抱える方も増えてきています。精神看護専門看護師は、心の病気を持つ患者様や御家族が安心して生活できるよう、お手伝いをします。また、看護職のメンタルヘルスの向上を目指し、支援していきます。
現在、院内において自殺対策を中心に活動をしておりますが、今後は地域の皆様のお役に立てるよう、「人と人をつなぐ」活動していきたいと思っております。地域の医療・福祉関係者、地域の皆様、ご相談お待ちしております。ぜひ、ご活用ください。
感染症看護専門看護師 松澤 由香里
私は感染管理室という部署で感染防止対策を専門に行っています。
感染性微生物発生状況の分析、院内全部門の巡視・指導など、週・月単位でのルーティンワークにより感染症アウトブレイクの予兆を監視したり、環境の整備や感染防止対策に関する教育活動を通年で行っています。
多くの業務は、感染対策チーム・抗菌薬適正使用支援チームといった医師をはじめとする多職種で実践されますが、1つの事柄でも様々な視点で捉えることが可能となり多くのことを学べます。加えて、悩んだとき失敗したときに共感してくれるチームメンバーがいることが私の活動の支えにもなっています。
多くの患者さま・易感染者とその家族の方々だけではなく、医療従事者も含めたすべての人々の安全に貢献できるのが感染症看護分野です。活動は院内を横断的に行いますが、連携している近隣施設とのカンファレンスなどもあり大きな視点で感染防止対策を体験できます。
目指す方、興味のある方、一緒に活動してみませんか。感染管理室でお待ちしています。
慢性期疾患看護専門看護師 寺山 葉子
慢性疾患とは、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病をはじめとする慢性的な経過をたどる病気をさし、重症化や合併症、再発の予防が大切になります。しかし、病気の管理を継続することは、生活者である患者さまにとって、とても大変なことです。慢性疾患看護専門看護師として、患者さまが大事にしている価値観や抱えている事情を理解し、生活の中になじむ療養法を検討し、病気とうまくつきあっていくためのお手伝いをさせていただければと思っています。
慢性疾患は経過が長く、よい状態を維持するのが難しい時や、年齢を重ねるうちに身体機能が低下し、複数の病気をもつこともあります。患者さまやご家族さまが安心してこの地域で暮らしていけるように、院内の連携はもちろん、地域の医療介護職のみなさまとも連携し、多職種チームによる継続した支援をめざしています。 患者さま、ご家族さま、院内外の医療介護職のみなさま、困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
緩和ケア認定看護師 安藤 恵美、中村 由美
緩和ケア認定看護師として、患者さんとその家族の身心のつらさや悩みに寄り添い、少しでも希望を叶えられ「緩和ケアを受けて良かった」と感じていただけるよう、緩和ケアの質の向上に努めています。緩和ケアはさまざまな視点で患者様・ご家族のQOLが向上するよう多職種が協働しています。多職種の調整役や、院内外の人々に緩和ケアの知識・技術を広め、誰もが早期から緩和ケアを受けられるよう、実践・指導することが自身の役割であると考えています。
看護外来で患者さんとご家族の相談もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
集中ケア認定看護師 須藤 千恵
集中治療の場で患者様やご家族の方々に、より適切な看護ケアを提供できるよう、人工呼吸器管理や呼吸理学療法などの呼吸ケアに関することなどを中心に、実践やスタッフへの教育・指導を行っています。
現在はICUでの活動と、院内の教育研修の中のフィジカルアセスメントを担当していますが、ICU以外でも主に呼吸ケアに関することを中心に、相談を受けたり学習会の開催などをしていくことを考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 脇本 奈緒子、 増田 さおり
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの慢性創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケア・失禁ケアを専門とし、患者様とご家族、スタッフを対象に実践・指導・相談を行い、現在は2名で活動しています。看護ケア専門外来として、2005年より外科・泌尿器科に「ストーマ外来」を開設。また、2009年より糖尿病患者様の足を守ることを目指した「フットケア外来」を皮膚科医とともに開設し、多くの患者様にご利用いただいております。 他の医療機関や地域住民の皆様からの相談もお待ちしています。ぜひ、ご活用ください。
がん化学療法看護認定看護師 渡 明美、住田 真弓、國井 みすず
がん化学療法看護認定看護師の役割は、がん化学療法を行う患者さんが治療を納得して、かつ安全に、そして少しでも苦痛を少なく治療を受けられるようお手伝いすることです。
主な活動は、日々の実践・指導・相談で、医師や薬剤師などの他職種とも連携を取り、医療チームとして患者様・ご家族のケアを行なっています。 がん患者様には、がん化学療法についての基礎知識や抗がん剤について情報提供し、初めて治療を受ける事への不安や副作用への対応を行っています。 看護師に対しては、がん化学療法看護の質の向上を目指し、勉強会などを企画・運営や現場で問題となっている事例に対して相談を受け、対応策を検討しています。 がん化学療法を行う患者様の生活の質が低下することなく、治療が完遂できるように、確実・安全・安楽ながん化学療法看護を皆さんとともに目指していきたいと思っています。
乳がん看護認定看護師 田邑 泰子
乳がん看護認定看護師は告知後の心理的サポート、多様な治療に対する選択肢から納得された治療を選択出来るためのサポート、さまざまな治療に伴う日常生活についての相談、ボディイメージ変容へのサポート、リンパ浮腫の予防などの患者様・ご家族への実践の他にスタッフへの指導・相談も行っています。
患者様が乳がんと向き合いながら充実した人生を送ることができるようにサポートしていきたいと考えています。他の医療機関や地域の住民の皆様からの相談もお待ちしております。
小児救急看護認定看護師 岡田 広子
小児救急看護というと「交通事故」や「重篤な病気」をイメージしがちですが、子どもの救急は「熱が少しある」、「おしりがかぶれた」など、普段より調子を崩したところから救急であると小児救急看護認定看護師は認識します。
近年、家族の育児経験の少なさや身近に相談相手いないなど、子どもが病気の時にどうしたらいいのか悩まれる保護者の方が多いのが現状です。事故予防の方法や家庭での看病の方法などを伝えることで、保護者の支援をしたいと思います。
また「子どもの権利を守る」という視点で、子どもの認知・発達に合わせた看護の提供ができるように、保護者を含め周囲のコメディカルと協力し取り組んでいきたいと思います。
がん性疼痛看護認定看護師 赤川 舞子
がん性疼痛看護認定看護師は、患者様やご家族の抱えている痛みを体の痛みだけではなく、不安や人生の送り方・考え方など様々な要因が影響する「全人的な痛み」と考えます。様々な角度から痛みの原因を考え、薬剤の調整や副作用の調整、マッサージなど薬剤を使用する以外の患者様に合った看護ケアを行っています。
また、看護スタッフに対して痛みの看護に関する相談を受けたり指導を行うことで、がん性疼痛看護の質の向上を目指しています。痛みによって治療が妨げられることなく患者様が望む療養生活が送れるように、他の医療スタッフと協力して活動しています。
新生児集中ケア認定看護師 鹿又 亜由紀
新生児集中ケア認定看護師は、周産期母子センターのNICU(新生児集中治療室)に勤務し、急性期にあるハイリスク新生児の集中ケアを中心に活動しています。
言葉で表現できない新生児の表情や生理学的反応から訴えや気持ちを汲み取り、神経行動学的発達のための、安全で快適な環境調整を考えていきたいと思います。NICUは集中治療の場ではありますが、家族の育児の場としての環境でもありますので、新生児と家族の関わりを大切に考え看護を実践していきます。
感染管理認定看護師 高田 真美
患者様・ご家族等に水準の高い看護を実践し感染防止に努めます。主な活動内容は、具体的で実践可能な感染防止技術の導入とスタッフ教育、リンクナースの育成、ポスター等での啓発活動、院内ラウンド、コンサルテーションです。近年、多剤耐性緑膿菌等の薬剤耐性菌や、腸管出血性大腸菌感染症等の新興感染症が問題となっていますが、感染対策は見えない微生物が相手です。様々な職種と協働し、小さなことから丁寧に取り組むことで患者様や地域の方々に安心・安全な医療環境を提供していきたいと考えています。
救急看護認定看護師 彌富 祐樹
オホーツク圏にいる30万人の人が、いつでも救急看護の対象となり得ます。オホーツク圏で唯一の3次救急医療施設として、当院は文字通り最後の砦として日夜救急患者の対応をしています。
当院理念にもある「地域の信頼と期待に応える」を救急医療・看護から実践していきます。「北見赤十字病院だから助かった」「北見赤十字病院だから安心できる」を目指し、急変の予防や急変の早期発見・対応など院内のスタッフ教育を第一歩として活動し、地域の救命への期待に答えながら信頼を得ていきたいと考えています。
認知症看護認定看護師 福島 恵美子
認知症看護認定看護師は、認知症を抱えながら身体疾患で入院される患者様が、安心して治療が受けられるよう支援していきます。また、認知症のある人の尊厳を守り、その人が持てる力を最大限発揮し「その人らしい」生活が送れるよう、実践・指導・相談を通してスタッフとともにケア環境を整えていきます。さらに、せん妄のリスクが高い患者様に対して予防から介入する「せん妄対策リエゾンチーム」の一員として、多職種と院内を横断的に活動しています。認知症ケアに携わる地域の医療・福祉関係者や地域住民の皆様からのご相談もお待ちしておりますので、ぜひご活用ください。
看護外来
看護外来とは、専門的な知識や技術を持った看護師(専門看護師や認定看護師)が、患者さまやご家族からの療養生活上の相談をお受けするための外来です。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
看護部の教育
キャリア開発ラダー
日本赤十字社のキャリア開発ラダーには、①看護実践者、②看護管理者、③看護教員(専門学校)、④国際活動要員の4コースあります。
赤十字は高度化する医療界の中で活躍できる専門性が高い看護師を育成するために、平成18年度にキャリア開発ラダーを全国の92の医療施設に導入し、個人のキャリアアップを支援しています。
ラダーとは「はしご」を意味します。「はしご」を一段ずつ登るように段階を経てキャリアアップできるよう、レベルの指標が段階的・具体的に示されているため、これらに合わせて個人の目標をはっきりさせることができます。
赤十字施設のキャリア開発ラダーは全国の赤十字病院で取り入れているため、質の高い教育を全国どこでも受けることができ、赤十字ならではの大きな魅力の一つです。
赤十字施設の看護職者キャリア開発ラダー全体構造図
ラダー認定 表彰会の様子
ナーシング・スキル
ナーシング・スキルとは、臨床においてさまざま用いられている標準的な看護手順を確認・習得するためのオンラインツールで、北見赤十字病院では令和元年8月から導入しています。
科学的根拠に基づいた動画及びe-ラーニング付き看護手順を導入することで、看護手順の標準化をはかり、看護の質向上をめざしています。オンライン環境があれば、必要な時に、(スマートフォン・タブレットでもから)いつでも標準的な看護手順について、その根拠や留意点、実際に行っている動画なども含めて確認することができ、看護師のスキル向上に役立てています。
新人教育
新人看護職員研修制度に基づき、新人看護師が安心して、安全な看護が提供できるように教育環境を整えています。
新人看護師ひとり一人に担当のプリセプターが指導や相談を行うほか、各部署ではスタッフ全員はもちろん、教育担当者・看護係長・看護師長、看護部では新人看護職員研修責任者が屋根瓦式にサポートする教育支援体制をとっています。
各部署で行われる職場内教育や各委員会が企画する集合教育研修・看護技術演習などを活用して、入職1年後のキャリア開発ラダーレベルⅠ認定を目指しています。集合教育研修は一部、近隣の他施設の新人看護師も参加し、情報交換や交流を図る良い機会となっています。
一緒に頑張りましょう。
看護部教育計画
子育て支援
看護休暇
就学前の子女が病気になった場合、看護するために1月から12月までの間に5日、2人以上の場合は10日以内の看護休暇をとることができます。
育児休業
職員の3歳に満たない子を養育するため、申し出により3歳に達する日まで育児休業をすることができます。 復職後は育児短時間勤務制度もご活用下さい。
育児休業者復帰プログラム
育児休暇中には院内報や看護協会ニュースなどの情報を毎月送付し、院内の変化をお知らせしています。 職場に復帰する直前も担当者から病院や看護部の説明を行っており、徐々に仕事を開始することができます。
前向き子育て支援ファシリテーター
『トリプルP:前向き子育てプログラム』はオーストラリアで開発され、世界15カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。子どもの発達を促しつつ、親子のコミュニケーション、子どもの問題行動への対処法など、それぞれの親子に合わせた方法に変えていくための考え方や具体的な子育て技術を学びます。
トリプルP(PPP)の3つのPは、Positive Parenting Programを意味し、日本では前向き子育てプログラムと呼んでいます。
このプログラムは、家族、学校、地域のなかで起こる問題を予防し、子ども達が彼ら自身の可能性を伸ばせるような、 家庭環境を創ることを目的としています。私たちファシリテーターは、ご両親がより良い親子関係や子育て技術を身につけ、 子育てに自身を持てるようお手伝いをします。また、ご両親の心理的な面も支援します。
今後はトリプルPについての広報活動や子育て支援をしている方々への知識の伝達、ご両親への支援を 行なっていく予定です。ぜひご活用ください。
トリプルPファシリテーター(レベル4) 宮川美帆・高井昌子・武田美恵子
看護部長ご挨拶
北見赤十字病院看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院は、オホーツク医療圏の中核病院として、急性期医療を担っています。
私たちは、病院をご利用される皆さまに寄り添い一人ひとりを大切にした看護を提供できるように日々努めています。そのためにレベル別研修会やプリセプターによる支援体制を整え看護職員がやりがいや成長を感じることができるよう支援しています。また認定看護師や専門的資格の取得などキャリアアップを図ることも可能です。
患者さまやご家族の方に「ここに来てよかった」と思っていただける病院を目指して努力しております。
方針
- 人道の実践者として、質の高い看護を提供します。
- 看護職員自身が仕事を通してやりがい感が持て、自己の成長を確認します。
目的
- 患者様に満足いただける看護展開をします。
- 保健・医療・福祉のチームの一員として、他施設・他部門と協力調和し、円滑に看護業務が遂行できるようにします。
- 病院の役割が達成できるように、積極的に病院経営に参画します。
- 医療・看護・福祉の動向に目を向け、専門職業人として、自己教育能力を高め、やりがい感がもてるようにします。
- 赤十字に関する認識を深め、国内・国外における赤十字活動に協力します。
- 看護学生・研修生に実習の場を提供し、依頼施設の学習目的を達成できるように協力します。
看護部の概要 (令和2年2月1日現在)
- 勤務体制 : 三交代勤務・変則二交代勤務(病棟単位)
- 看護方式 : 固定チームナーシング
- 看護師配置基準 : 7対1 他
- 看護師数 : 看護師566名 准看護師23名 合計589名
(専門看護師5名、認定看護師5名) - 歯科衛生士 : 5名
- 看護助手 : 59名
- 病棟クラーク : 17名
先輩からの言葉
救急外来 看護師 橋本 恵
勤医協札幌看護専門学校 2007年卒業
救急外来に所属しています。3次救急を担っていますが、地域から1次や2次救急の患者さんの搬送もあります。一人一人の患者さんに医師やコメディカルなどチームで関わり、より最善を尽くすために日々奮闘しています。チームで一人の患者さんを救えた時にはとてもやりがいを感じ、看護師で良かったと思う瞬間でもあります。救急外来を受診される患者さんは、突然発症や生命の危機に直面し動揺や悲観が強く精神的な援助が重要となります。限られた時間ですが、一つでも患者さんや家族の気持ちに寄り添える事を目標にしています。先輩達は多くの知識や経験があることから、色々な視点で指導をして頂けるので自分を成長させるにはとてもよい環境であり、働きがいのある楽しい職場です。
ICU 看護師 三条 彩佳
日本赤十字北海道看護大学 2010年卒業
私はICU病棟で勤務しています。ICUに入院してくる患者様は重症度が高い患者様がほとんどで緊張感がある現場ですが、患者様が回復し元気になり、退室される時にやりがいを感じることができます。患者様の家族も、突然の事故や病気の発症などで不安が大きいですが、スタッフでカンファレンスなどを通し情報共有を行い、家族との関わりを大切にし、日々働いています。私は、子育てをしながらですが、スタッフの協力を得て自分の働ける範囲で働かせていただいています。子育てと仕事で忙しい毎日ですが、充実した日々を過ごすことができています。
内科外来 看護師 難波 亜衣
旭川厚生看護専門学校 2010年卒業
私は現在、育児時間を利用して短時間で外来に勤務しています。外来には1日に多くの多種多様な患者さんが来院され、時には個人で対応していく責任がありますが、周囲のスタッフと協力し患者さんとその家族の意向に沿った看護を提供できるよう日々努めています。また、育児をしながら働くスタッフにも、日々目標に向かってステップアップしていけるよう支えてくれる上司や仲間がいる素敵な職場です!
この病院に勤めたこと・看護師として働くことが出来ていることに日々感謝をしながら、育児をしながらでもやりがいを持って働くことが出来ています!こんな素敵な職場で私たちと一緒に働いてみませんか?
4東病棟 助産師 西濟 遥香
日本赤十字北海道看護大学 2015年卒業
私は、周産期母子センターで、妊婦・産婦・褥婦・新生児が入院している病棟で勤務しています。オホーツク圏内の周産期の中心となる病院のため、正常な母児だけでなく、ハイリスクの妊産褥婦もおり、日々多くのことを学んでいます。医師や看護師だけでなく、保健師やソーシャルワーカーなど多職種と連携しながら、母児とその家族に合ったより良いケアを目指し、楽しく安全に育児が行えるように関わっています。様々な母児がいるため、関わり方に悩むこともありますが、先輩方に相談したり指導を頂き、日々成長しながら勤めることができています。大変なこともありますが、命の誕生をサポートするとてもやりがいのある仕事です。是非、皆さんも一緒に働いてみませんか。
NICU・GCU 看護師 稲垣 佳奈美
日本赤十字北海道看護大学 2018年卒業
私は周産期母子医療センターのGCU(回復期治療室)で勤務しています。GCUでは、NICU(新生児集中治療室)での治療を終え状態が安定してきた赤ちゃんのケアを行っています。また入院中の赤ちゃんと家族は離れて過ごす時間が長いため、家族に寄り添い不安の軽減や赤ちゃんへの愛着の促進、育児手技の習得など、退院に向けてサポート出来るよう関わらせて頂いています。赤ちゃんは、大人と違い言葉として訴える事が出来ないため観察力が大切だと感じています。先輩方に優しく熱心に指導して頂きながら、それぞれの赤ちゃんに必要なケアを考え、日々新たな発見や学びを得ながら働くことが出来ています。
4西病棟 看護師 石川 梨紗
日本赤十字北海道看護大学 2012年卒業
小児病棟は、オホーツク管内全域から、小児科だけではなく全科の患児様が入院するため、たくさんの科のことが勉強でき日々新しい学びがあります。カンファレンスでは、患児様・ご家族様の個別性を考え必要な看護を話し合い「質の高い看護」を目指しています。辛い処置・検査や治療も多くありますが、子どもたちが主体的に取り組むことができるように、プリパレーションや指導を工夫し、ご家族も含め不安が軽減できるように心がけています。辛い思いばかりではなく、楽しい気持ちや季節を感じることが出来るように、季節ごとに病棟内の装飾やレクレーションを行っています。可愛い笑顔が溢れた病棟で一緒に働きませんか。
5東病棟 看護師 鈴木 芽衣
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
消化器内科病棟に勤務しています。当病棟では精密検査を受けに来る方や胃腸炎など炎症性疾患の治療をしている方、化学療法や放射線療法で癌の治療をしている方といった急性期から慢性期、緩和期などさまざまな病期の患者様が入院しています。消化器疾患を患った患者様は多く、忙しい毎日ですが、その分やりがいも感じています。
1年目の頃はわからないことだらけで正直なところ、仕事をやめたいと思う時期もありました。しかし、先輩方が熱心に優しく指導していただけるおかげで、今では日々自分の成長を少しずつ感じながら楽しく仕事をすることができており、非常に働きやすい環境です。ぜひ一緒に働いてみませんか?
5西病棟 看護師 菅原 茜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
外科と消化器内科病棟で勤務しています。主に消化器、肺、乳房、ヘルニア等の手術や内視鏡による検査・治療を受けられる患者様が入院しています。入院期間が短く、短期間の関わりになる患者様も多いですが、その中でも患者様やご家族に寄り添える看護を提供できることを目指しています。手術に対する不安を抱えて入院する患者様が、元気な姿で退院されていく姿を見て私達も嬉しい気持ちになり、働く意欲に繋がっています。私達と一緒に働いてみませんか?お待ちしています!
6西病棟 看護師 小林 悠梨
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は6階西病棟に勤務しています。6階西病棟は、整形外科・眼科・循環器内科の混合病棟です。整形外科・眼科には手術前後の患者様が入院しており、循環器内科には心臓カテーテル検査目的や心不全など心疾患を抱えている患者様が多く入院されています。
私は循環器内科のチームに配属して働いています。看護師になって初めての経験ばかりで、多くの不安がありました。しかし、毎日先輩たちに指導していただき、患者様と実際に関わる中でたくさんのことを学ばせていただいています。入退院が多いですが、その分多くの患者様やご家族様と関わることができ、6階西病棟に配属となってよかったと感じています。
6東病棟 看護師 森部 あゆみ
日本赤十字看北海道護大学 2015年卒業
整形外科・形成外科病棟に所属しています。主に骨折の患者さんが入院されています。手術とリハビリなどにも関わることが多く、日々勉強になることばかりです。病棟のスタッフ達や先生方もみんな明るく元気で楽しい病棟ですので、働きやすい環境だと思います。手術が多く忙しいこともありますが、ほとんどの患者さんが元気に退院されます。患者さんが元気に自宅や元の施設に帰ることができるよう看護を提供することを日々心がけています。
7東病棟 看護師 坂本 紘菜
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は現在内科・婦人科・泌尿器科の混合病棟に所属しています。この病棟では主に手術と化学療法を受ける患者様が入院されており、忙しく大変な日もありますが、優しい先輩方からの熱心な指導の下、仕事にとらわれず自分の看護を提供できるように日々努めています。また看護カンファレンスは毎日行われているため、積極的に参加し他職種スタッフとも情報共有しながら、患者様が安心して療養生活を送れるように考えています。私の病棟では毎朝スタッフ全員で全病室の環境整備を行っています、この時間なども有効に活用して患者様とのコミュニケーションを元に信頼関係を築いていくよう心がけています。スタッフ間での関係も良好で笑顔が絶えない病棟で、先輩方の看護やアドバイスを吸収しながら自分の看護観について考え、実践につなげています。
7西病棟 看護師 松本 龍太
日本赤十字北海道看護大学 2013年卒業
膠原病・腎臓・血液・呼吸器内科と皮膚科、麻酔科の混合病棟に勤務しています。多くの疾患、検査に触れるため日々の学習が大変でしたが、先輩方の熱心な指導もあり自らの成長を実感しています。慢性疾患のため多くは症状が改善見込めますが、終末期の方もいます。どちらの場合も患者様・御家族が「どこで、どのように過ごしたいと考えているのか」を念頭に看護師としての関わりを考える毎日ですが、1人で抱え込むのではなく、頼れるスタッフと話し合うことで最良のケアを提供できるよう心がけています。大変な仕事ですが、患者様や御家族からの言葉や笑顔が原動力になっています。とてもやりがいのある仕事ですので、是非一緒に働きましょう。
8東病棟 看護師 丹野 杏香
日本赤十字北海道看護大学 2016年卒業
私の勤務する8東病棟では、急性期から慢性期まで幅広い患者様が入院しており、患者様が元気になって退院していく姿を見ると、とてもやりがいを感じることが出来ます。また、患者様や家族が望む生活を送れるようにリハビリスタッフやソーシャルワーカーなどの他職種と関わることも多く、他職種との連携の大切さも日々実感しています。教育制度がしっかりしていて研修も多く、研修を通してたくさんの学びを得ることができ、日々の業務に生かすことが出来ると思います。
8西病棟 看護師 米野 隆晶
日本赤十字北海道看護大学 2012年卒業
私は緩和ケア病棟で、積極的治療が難しくなった患者様・ご家族に対して、残りの時間が少しでも心穏やかに笑顔で過ごせるようにお手伝いさせてもらっています。緩和ケア領域では、多職種でサポートするのはもちろんですが、看護師の知識・技術が対象者の安全安楽に直結するため、日々学びケアに活かせるよう努めています。また、私は2児の父親としても日々奮闘しています。子どもの成長を温かく見守ってくれる周囲の理解もあり、男性でも看護休暇などの福利厚生も利用しやすい環境と感じています。男性看護師はまだまだ少ないですが、だからこそ貴重な人材として求められていることを働きながら実感しています。特に男性看護師は一緒に働けることを楽しみにしています。
手術室 看護師 西藤 彰吾
日本赤十字北海道看護大学 2015年卒業
私は現在、手術室看護師として勤務しています。新卒から働き始め、最初は何もかもわからない状態でのスタートでしたが、先輩看護師の熱心な指導の下、手術室の一員として働いています。現在も日々先輩方の外回り・器械だし看護師を行っているかっこいい姿をみて成長中です。手術室では様々な科の医師や麻酔科医師、看護師、多職種のスタッフとの関わりがあり、コミュニケーションを行い、情報の共有をすることで術前・中・後の看護を提供しています。病棟とは違い、患者様との関わりが少ないと感じることもありますが、その限られた時間の中で関わり、看護を提供することはとてもやりがいがあり、手術室ならではの達成感も実感しています。
6北病棟 看護師 阿部 滉大
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
神経精神科病棟に所属しています。当病棟では、主に精神疾患への看護がメインとなります。さらに、身体的な疾患を持つ患者さんの看護も実践しており身体、精神的な側面からの看護をさせて頂いています。2つの側面から患者さんを看ることはとても難しい事ですが、やりがいのある病棟です。先輩看護師からのアドバイスもわかりやすく、自身の成長を感じられる病棟です。
7北病棟 看護師 小野 愛実
日本赤十字北海道看護大学 2017年卒業
私は一般病棟・歯科口腔外科病棟に勤務しています。当病棟は脳外科や皮膚科、内科など様々な科の患者様が入院しています。科が多いため勉強は大変ですが、学ぶことも多く毎日充実しています。また、退院に向け、リハビリスタッフやソーシャルワーカー等と連携しながら患者様やご家族と関わっています。入院中だけでなく、退院後の生活にも目を向けた看護ケアを考え、患者様やご家族と一緒に共通の目標に向けて日々取り組んでいます。とてもやりがいのある病棟です。ぜひ一緒に働きましょう!
専門看護師・認定看護師の活動
がん看護専門看護師 部川 玲子
がん看護専門看護師として、当院で療養されている全てのがん患者さまが、安全で安心して療養できるよう日常生活を整え、さらに確実な治療を受けられるように、多職種と協働しながら活動しています。
外来化学療法センターにおいてがん化学療法を受けられる患者さまの日常生活の支援と、緩和ケアチームの一員として多職種間の調整、相談支援センターの相談員として院内・院外からのご相談をお受けしております。
また、院内・院外の看護職が自信ややりがいをもって看護できるための教育活動も行っています。がん看護専門看護師として、地域のみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。ぜひ、ご活用ください。
がん看護専門看護師 須藤 祐子
がん患者さまやご家族が安心してその人らしく療養生活を送ることができるようお手伝いしています。
病棟での患者さまやご家族のケア、がん看護に関する研修での教育活動などを行っています。
がん看護専門看護師として活動を始めたばかりですが、患者様やご家族、保健医療福祉関係者の皆様にとって少しでも役立つお手伝いができるよう自己研鑚を続けたいと思います。
精神看護専門看護師(リエゾン) 武田 美恵子
リエゾンとは、「つなぐ、連携する、橋渡しをする」という意味があります。「つなぐ」には二つの意味合いがあります。一つは、一般科の看護と精神看護の知識や技術をつなぐこと、もう一つの意味は、患者様を取り巻く医療スタッフが連携をとりながら効果的に医療を提供するよう促すことです。
現在はストレス社会であり、心の問題を抱える方も増えてきています。精神看護専門看護師は、心の病気を持つ患者様や御家族が安心して生活できるよう、お手伝いをします。また、看護職のメンタルヘルスの向上を目指し、支援していきます。
現在、院内において自殺対策を中心に活動をしておりますが、今後は地域の皆様のお役に立てるよう、「人と人をつなぐ」活動していきたいと思っております。地域の医療・福祉関係者、地域の皆様、ご相談お待ちしております。ぜひ、ご活用ください。
感染症看護専門看護師 松澤 由香里
私は感染管理室という部署で感染防止対策を専門に行っています。
感染性微生物発生状況の分析、院内全部門の巡視・指導など、週・月単位でのルーティンワークにより感染症アウトブレイクの予兆を監視したり、環境の整備や感染防止対策に関する教育活動を通年で行っています。
多くの業務は、感染対策チーム・抗菌薬適正使用支援チームといった医師をはじめとする多職種で実践されますが、1つの事柄でも様々な視点で捉えることが可能となり多くのことを学べます。加えて、悩んだとき失敗したときに共感してくれるチームメンバーがいることが私の活動の支えにもなっています。
多くの患者さま・易感染者とその家族の方々だけではなく、医療従事者も含めたすべての人々の安全に貢献できるのが感染症看護分野です。活動は院内を横断的に行いますが、連携している近隣施設とのカンファレンスなどもあり大きな視点で感染防止対策を体験できます。
目指す方、興味のある方、一緒に活動してみませんか。感染管理室でお待ちしています。
慢性期疾患看護専門看護師 寺山 葉子
慢性疾患とは、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病をはじめとする慢性的な経過をたどる病気をさし、重症化や合併症、再発の予防が大切になります。しかし、病気の管理を継続することは、生活者である患者さまにとって、とても大変なことです。慢性疾患看護専門看護師として、患者さまが大事にしている価値観や抱えている事情を理解し、生活の中になじむ療養法を検討し、病気とうまくつきあっていくためのお手伝いをさせていただければと思っています。
慢性疾患は経過が長く、よい状態を維持するのが難しい時や、年齢を重ねるうちに身体機能が低下し、複数の病気をもつこともあります。患者さまやご家族さまが安心してこの地域で暮らしていけるように、院内の連携はもちろん、地域の医療介護職のみなさまとも連携し、多職種チームによる継続した支援をめざしています。 患者さま、ご家族さま、院内外の医療介護職のみなさま、困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
緩和ケア認定看護師 安藤 恵美、中村 由美
緩和ケア認定看護師として、患者さんとその家族の身心のつらさや悩みに寄り添い、少しでも希望を叶えられ「緩和ケアを受けて良かった」と感じていただけるよう、緩和ケアの質の向上に努めています。緩和ケアはさまざまな視点で患者様・ご家族のQOLが向上するよう多職種が協働しています。多職種の調整役や、院内外の人々に緩和ケアの知識・技術を広め、誰もが早期から緩和ケアを受けられるよう、実践・指導することが自身の役割であると考えています。
看護外来で患者さんとご家族の相談もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
集中ケア認定看護師 須藤 千恵
集中治療の場で患者様やご家族の方々に、より適切な看護ケアを提供できるよう、人工呼吸器管理や呼吸理学療法などの呼吸ケアに関することなどを中心に、実践やスタッフへの教育・指導を行っています。
現在はICUでの活動と、院内の教育研修の中のフィジカルアセスメントを担当していますが、ICU以外でも主に呼吸ケアに関することを中心に、相談を受けたり学習会の開催などをしていくことを考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 脇本 奈緒子、 増田 さおり
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの慢性創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケア・失禁ケアを専門とし、患者様とご家族、スタッフを対象に実践・指導・相談を行い、現在は2名で活動しています。看護ケア専門外来として、2005年より外科・泌尿器科に「ストーマ外来」を開設。また、2009年より糖尿病患者様の足を守ることを目指した「フットケア外来」を皮膚科医とともに開設し、多くの患者様にご利用いただいております。 他の医療機関や地域住民の皆様からの相談もお待ちしています。ぜひ、ご活用ください。
がん化学療法看護認定看護師 渡 明美、住田 真弓、國井 みすず
がん化学療法看護認定看護師の役割は、がん化学療法を行う患者さんが治療を納得して、かつ安全に、そして少しでも苦痛を少なく治療を受けられるようお手伝いすることです。
主な活動は、日々の実践・指導・相談で、医師や薬剤師などの他職種とも連携を取り、医療チームとして患者様・ご家族のケアを行なっています。 がん患者様には、がん化学療法についての基礎知識や抗がん剤について情報提供し、初めて治療を受ける事への不安や副作用への対応を行っています。 看護師に対しては、がん化学療法看護の質の向上を目指し、勉強会などを企画・運営や現場で問題となっている事例に対して相談を受け、対応策を検討しています。 がん化学療法を行う患者様の生活の質が低下することなく、治療が完遂できるように、確実・安全・安楽ながん化学療法看護を皆さんとともに目指していきたいと思っています。
乳がん看護認定看護師 田邑 泰子
乳がん看護認定看護師は告知後の心理的サポート、多様な治療に対する選択肢から納得された治療を選択出来るためのサポート、さまざまな治療に伴う日常生活についての相談、ボディイメージ変容へのサポート、リンパ浮腫の予防などの患者様・ご家族への実践の他にスタッフへの指導・相談も行っています。
患者様が乳がんと向き合いながら充実した人生を送ることができるようにサポートしていきたいと考えています。他の医療機関や地域の住民の皆様からの相談もお待ちしております。
小児救急看護認定看護師 岡田 広子
小児救急看護というと「交通事故」や「重篤な病気」をイメージしがちですが、子どもの救急は「熱が少しある」、「おしりがかぶれた」など、普段より調子を崩したところから救急であると小児救急看護認定看護師は認識します。
近年、家族の育児経験の少なさや身近に相談相手いないなど、子どもが病気の時にどうしたらいいのか悩まれる保護者の方が多いのが現状です。事故予防の方法や家庭での看病の方法などを伝えることで、保護者の支援をしたいと思います。
また「子どもの権利を守る」という視点で、子どもの認知・発達に合わせた看護の提供ができるように、保護者を含め周囲のコメディカルと協力し取り組んでいきたいと思います。
がん性疼痛看護認定看護師 赤川 舞子
がん性疼痛看護認定看護師は、患者様やご家族の抱えている痛みを体の痛みだけではなく、不安や人生の送り方・考え方など様々な要因が影響する「全人的な痛み」と考えます。様々な角度から痛みの原因を考え、薬剤の調整や副作用の調整、マッサージなど薬剤を使用する以外の患者様に合った看護ケアを行っています。
また、看護スタッフに対して痛みの看護に関する相談を受けたり指導を行うことで、がん性疼痛看護の質の向上を目指しています。痛みによって治療が妨げられることなく患者様が望む療養生活が送れるように、他の医療スタッフと協力して活動しています。
新生児集中ケア認定看護師 鹿又 亜由紀
新生児集中ケア認定看護師は、周産期母子センターのNICU(新生児集中治療室)に勤務し、急性期にあるハイリスク新生児の集中ケアを中心に活動しています。
言葉で表現できない新生児の表情や生理学的反応から訴えや気持ちを汲み取り、神経行動学的発達のための、安全で快適な環境調整を考えていきたいと思います。NICUは集中治療の場ではありますが、家族の育児の場としての環境でもありますので、新生児と家族の関わりを大切に考え看護を実践していきます。
感染管理認定看護師 高田 真美
患者様・ご家族等に水準の高い看護を実践し感染防止に努めます。主な活動内容は、具体的で実践可能な感染防止技術の導入とスタッフ教育、リンクナースの育成、ポスター等での啓発活動、院内ラウンド、コンサルテーションです。近年、多剤耐性緑膿菌等の薬剤耐性菌や、腸管出血性大腸菌感染症等の新興感染症が問題となっていますが、感染対策は見えない微生物が相手です。様々な職種と協働し、小さなことから丁寧に取り組むことで患者様や地域の方々に安心・安全な医療環境を提供していきたいと考えています。
救急看護認定看護師 彌富 祐樹
オホーツク圏にいる30万人の人が、いつでも救急看護の対象となり得ます。オホーツク圏で唯一の3次救急医療施設として、当院は文字通り最後の砦として日夜救急患者の対応をしています。
当院理念にもある「地域の信頼と期待に応える」を救急医療・看護から実践していきます。「北見赤十字病院だから助かった」「北見赤十字病院だから安心できる」を目指し、急変の予防や急変の早期発見・対応など院内のスタッフ教育を第一歩として活動し、地域の救命への期待に答えながら信頼を得ていきたいと考えています。
認知症看護認定看護師 福島 恵美子、太田 くり
私たち認知症看護認定看護師は、認知症を抱えながら身体疾患で入院される患者様が、安心して治療が受けられるよう支援していきます。また、認知症のある人の尊厳を守り、その人が持てる力を最大限発揮し「その人らしい」生活が送れるよう、実践・指導・相談を通してスタッフとともにケア環境を整えていきます。さらに、せん妄のリスクが高い患者様に対して予防から介入する「せん妄対策リエゾンチーム」の一員として、多職種と院内を横断的に活動しています。認知症ケアに携わる地域の医療・福祉関係者や地域住民の皆様からのご相談もお待ちしておりますので、ぜひご活用ください。
看護外来
看護外来とは、専門的な知識や技術を持った看護師(専門看護師や認定看護師)が、患者さまやご家族からの療養生活上の相談をお受けするための外来です。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
看護部の教育
キャリア開発ラダー
日本赤十字社のキャリア開発ラダーには、①看護実践者、②看護管理者、③看護教員(専門学校)、④国際活動要員の4コースあります。
赤十字は高度化する医療界の中で活躍できる専門性が高い看護師を育成するために、平成18年度にキャリア開発ラダーを全国の92の医療施設に導入し、個人のキャリアアップを支援しています。
ラダーとは「はしご」を意味します。「はしご」を一段ずつ登るように段階を経てキャリアアップできるよう、レベルの指標が段階的・具体的に示されているため、これらに合わせて個人の目標をはっきりさせることができます。
赤十字施設のキャリア開発ラダーは全国の赤十字病院で取り入れているため、質の高い教育を全国どこでも受けることができ、赤十字ならではの大きな魅力の一つです。
赤十字施設の看護職者キャリア開発ラダー全体構造図
ラダー認定 表彰会の様子
ナーシング・スキル
ナーシング・スキルとは、臨床においてさまざま用いられている標準的な看護手順を確認・習得するためのオンラインツールで、北見赤十字病院では令和元年8月から導入しています。
科学的根拠に基づいた動画及びe-ラーニング付き看護手順を導入することで、看護手順の標準化をはかり、看護の質向上をめざしています。オンライン環境があれば、必要な時に、(スマートフォン・タブレットでもから)いつでも標準的な看護手順について、その根拠や留意点、実際に行っている動画なども含めて確認することができ、看護師のスキル向上に役立てています。
新人教育
新人看護職員研修制度に基づき、新人看護師が安心して、安全な看護が提供できるように教育環境を整えています。
新人看護師ひとり一人に担当のプリセプターが指導や相談を行うほか、各部署ではスタッフ全員はもちろん、教育担当者・看護係長・看護師長、看護部では新人看護職員研修責任者が屋根瓦式にサポートする教育支援体制をとっています。
各部署で行われる職場内教育や各委員会が企画する集合教育研修・看護技術演習などを活用して、入職1年後のキャリア開発ラダーレベルⅠ認定を目指しています。集合教育研修は一部、近隣の他施設の新人看護師も参加し、情報交換や交流を図る良い機会となっています。
一緒に頑張りましょう。
看護部教育計画
子育て支援
看護休暇
就学前の子女が病気になった場合、看護するために1月から12月までの間に5日、2人以上の場合は10日以内の看護休暇をとることができます。
育児休業
職員の3歳に満たない子を養育するため、申し出により3歳に達する日まで育児休業をすることができます。 復職後は育児短時間勤務制度もご活用下さい。
育児休業者復帰プログラム
育児休暇中には院内報や看護協会ニュースなどの情報を毎月送付し、院内の変化をお知らせしています。 職場に復帰する直前も担当者から病院や看護部の説明を行っており、徐々に仕事を開始することができます。
前向き子育て支援ファシリテーター
『トリプルP:前向き子育てプログラム』はオーストラリアで開発され、世界15カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。子どもの発達を促しつつ、親子のコミュニケーション、子どもの問題行動への対処法など、それぞれの親子に合わせた方法に変えていくための考え方や具体的な子育て技術を学びます。
トリプルP(PPP)の3つのPは、Positive Parenting Programを意味し、日本では前向き子育てプログラムと呼んでいます。
このプログラムは、家族、学校、地域のなかで起こる問題を予防し、子ども達が彼ら自身の可能性を伸ばせるような、 家庭環境を創ることを目的としています。私たちファシリテーターは、ご両親がより良い親子関係や子育て技術を身につけ、 子育てに自身を持てるようお手伝いをします。また、ご両親の心理的な面も支援します。
今後はトリプルPについての広報活動や子育て支援をしている方々への知識の伝達、ご両親への支援を 行なっていく予定です。ぜひご活用ください。
トリプルPファシリテーター(レベル4) 宮川美帆・高井昌子・武田美恵子