頭頸部外科について
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医師不在情報
頭頸部外科について
2020年7月より耳鼻咽喉科・頭頸部外科外来の診療体制が変わります
当院はオホーツク地域の基幹病院であり、二次~三次の救急医療と高度医療の充実した病院を目指しています。当院の「かかりつけ医」からの紹介による専門治療に応えるという役割を充実させるために、2020年7月1日より緊急受診患者を除き、当科への受診方法を「完全予約外来」へ変更することとなりました。
2020年7月以降、耳鼻咽喉科・頭頸部外科外来へ受診する場合は、以下のとおりとなりますのでご承知おき願います。
*初診の場合
地域連携課を通しての予約と紹介状が必要となります。
*当院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科通院中の場合
最終受診日から2年以内であれば、再来としての扱いとなり予約が可能です。
2年を過ぎると新患扱いとなるため、地域連携課を通しての予約と紹介状が必要となります。
*緊急性のある場合、状態が良くない方は御相談下さい。今までどおりに対応させて頂きます。
なお、当院耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診している患者様においても、症状が安定している場合は、地域の耳鼻咽喉科を紹介させて頂くこともあります。
皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
医療機関の認定
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医研修施設
日本頭頸部外科学会准認定指定研修施設
高度難聴指導管理施設
特色
一般的な耳鼻咽喉科疾患から頭頸部外科全般の診療を行っています。
また、オホーツク圏の耳鼻咽喉科・頭頸部外科診療の基幹施設であり、頭頸部がん診療の拠点としての役割を担っています。
主に以下の疾患について診断と治療を行なっています。
耳の炎症性疾患(外耳炎、急性、慢性中耳炎)
神経耳科的疾患(難聴、めまい、耳鳴り)
突発性難聴、顔面神経麻痺
アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、花粉症)、鼻出血
扁桃炎や咽頭炎、頸部膿瘍など急性炎症性疾患
睡眠時無呼吸症候群
甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍、甲状腺がん)
頭頸部領域の各種疾患(リンパ節腫大、頸部嚢胞、頸部膿瘍など)
頭頸部領域の悪性腫瘍(聴器がん、鼻副鼻腔がん、咽頭がん、喉頭がん、舌がん、歯肉がん、口腔底がん、頬粘膜がんなど)
患者様へ [日本における頭頸部悪性腫瘍登録事業の実施に参加しています] 詳細はこちら
診療実績
手術症例
耳科手術 | 計21件 | |
鼓膜チューブ挿入術 | 14件 | |
外耳道腫瘍摘出術 | 3件 | |
鼓膜形成術 | 4件 | |
副鼻腔炎 鼻副鼻腔腫瘍手術 | 計80件 | |
口腔咽喉頭手術 | 計103件 | |
扁桃摘出術 | 66件 | |
扁桃・咽頭口腔周囲膿瘍切開 | 10件 | |
舌、口腔、咽頭腫瘍摘出術 | 12件 | |
喉頭微細手術 | 15件 | |
頸部手術 | 計159件 | |
頸部郭清術 | 7件 | |
頭頸部腫瘍摘出術 | 計218件 | |
顎下腺良性腫瘍摘出術 | 3件 | |
耳下腺腫瘍摘出術 | 14件 | |
甲状腺良性腫瘍摘出術 | 31件 | |
バセドウ病手術 | 6件 | |
甲状腺悪性腫瘍摘出術 | 38件 | |
内視鏡下甲状腺良性手術 | 30件 | |
内視鏡下甲状腺悪性手術 | 5件 | |
喉頭悪性腫瘍摘出術 | 1件 | |
リンパ節生検 | 19件 | |
副甲状腺腫瘍手術 | 12件 | |
気管切開術 気管孔手術 | 30件 | |
その他 頸部切開術 | 29件 |
手術治療
耳の手術は鼓膜換気チューブ留置術(滲出性中耳炎) 鼓膜穿孔閉鎖術、鼓膜形成術など年間約30件程度行っています。
鼻副鼻腔内視鏡手術は慢性副鼻腔炎や鼻アレルギー(肥厚性鼻炎)、鼻中隔弯曲症など年間約130件程度行っています。アレルギー性鼻炎に対する治療としてアルゴンプラズマ焼灼術も行なっています。
口腔咽頭手術はアデノイド切除、口蓋扁桃摘出、舌口腔腫瘍など年間約80件程度行っています。
喉頭の手術は声帯ポリープや喉頭腫瘍、気管切開など年間約60件程度行っています。
頭頸部腫瘍の手術は年間約120件程度行っています。甲状腺腫瘍の手術が多く、口腔、咽頭がんの切除、耳下腺腫瘍や顎下腺腫瘍、舌がん、喉頭がん、上顎がんなどの頭頸部悪性腫瘍切除術、頸部郭清術などを行っています。その他の頭頸部領域の手術(リンパ節腫大・嚢胞・頸部膿瘍)も行っています。
甲状腺腫瘍に対する手術では、2021年に内視鏡下甲状腺切除術の施設認定を取得し、頸部の傷が目立たない手術(VANS)が可能になりました。詳細はこちらです。
頭頸部がん治療
頭頸部がん治療は手術だけではなく、放射線併用化学療法により発声・嚥下機能を可能な限り温存する治療を多く行っています。最新の抗がん剤や分子標的薬も積極的に治療に導入し最善の治療を提供できるように努めています。日常生活や仕事への負担を軽減する外来治療(がん薬物療法、疼痛緩和治療)などを積極的に行っています。
甲状腺がんに対しては、手術以外にも外来通院での放射性ヨウ素内服療法(アブレーション)や分子標的薬による治療も行っています。
救急疾患
耳鼻咽喉科領域の救急疾患として、めまいや鼻出血に対する外来や入院での加療、扁桃炎や咽頭炎、頸部膿瘍など急性炎症性疾患の外来及び入院加療を行っています。
急性感音性難聴、突発性難聴、顔面神経麻痺には入院によるステロイド治療、高圧酸素療法などを行っています。
その他の疾患
難聴に対する補聴器相談医による診察と、補聴器外来での補聴器の相談を行っています。
アレルギー体質改善の減感作療法、舌下免疫療法(ダニ)を行っています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のポリソムノグラフィー(PSG)による診断とCPAP(寝ているときに鼻にマスクを装着し呼吸が止まらないようにする装置)による治療を行っています。
主な検査、医療設備
内視鏡検査(鼻腔、副鼻腔、咽喉頭、NBI内視鏡)
聴力検査、精密聴力検査、聴性誘発脳幹反応検査(ABR)、補聴器
平衡機能検査、赤外線眼振鏡、顔面神経検査、アレルギー検査、嗅覚検査、鼻腔通気度検査、超音波検査、睡眠時無呼吸検査(PSG)
臨床研究に関する情報の公開(オプトアウト)
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用い研究等については、国が定めた倫理指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」とされております。しかし、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。このような手法を「オプトアウト」と言います。
オプトアウトを用いた臨床研究は下記の通りです。なお、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。
氏名 | 役職 | 卒業年度 |
和田 哲治 | 第一耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長 | 旭川医科大学 昭和62年卒 |
認定医・専門等資格名 | ||
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氏名 | 役職 | 卒業年度 |
石田 芳也 | 第二耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長 | 旭川医科大学 平成12年卒 |
認定医・専門等資格名 | ||
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氏名 | 役職 | 卒業年度 |
林 秀斗 | 耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師 | 旭川医科大学 平成31年卒 |
認定医・専門等資格名 | ||
氏名 | 役職 | 卒業年度 |
宮越 薫 | 耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師 | 旭川医科大学 令和2年卒 |
認定医・専門等資格名 | ||
スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 和田 | 和田 | 石田 | 手術 | 和田 |
石田 | 宮越 | 宮越 | 石田 | ||
宮越 | 林 | 林 | 林 | ||
午後 | 予約診療 | 手術 | 手術 | 手術 | 予約診療 |
医師不在情報
医師名 | 不在日 |
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和田 哲治 | 12/27(金)午後 |
林 秀斗 | 1/29(水)~ 1/31(金) |
和田 哲治 | 5/30(金) |
和田 哲治 | 6/13(金) |
和田 哲治 | 7/11(金) |
和田 哲治 | 7/14(月) |
和田 哲治 | 8/12(火) |
和田 哲治 | 8/22(金) |
和田 哲治 | 8/25(月)~ 8/26(火) |
和田 哲治 | 11/21(金) |
和田 哲治 | 2026/ 2/ 4(水) |