臨床検査科

臨床検査とは

 臨床検査とは、病気の診断や治療のために欠かせない大切な検査のひとつで、検診による病気の早期発見や予防にも必要な検査です。

当院 臨床検査科の紹介

 臨床検査科では、高い品質の臨床検査を提供することで、高度で専門的な医療・救急医療を支え、地域の皆さまが安心して住み慣れた地域で生活できるような医療提供体制づくりに貢献するため、ISO15189認定等の検査室認定や認定技師の取得推進など、臨床検査科スタッフ一丸となって臨床検査の品質向上に努めております。今後も、品質方針に沿って質の高い検査サービスの提供を目指して参ります。
 人間性に優れ医療活動を通じて地域社会に貢献できる臨床検査技師の育成を目標として、学生の臨地実習や施設見学を広く受付けております。ご希望の方は、臨床検査科までお問い合わせ下さい。

(代表TEL 0157-24-3115 臨床検査科:内線 1258 / 検査技師長:PHS 3417)

品質方針

  1. 高い品質の検査結果を迅速に提供し、救急医療と高度医療に貢献します。
  2. 医療安全とチーム医療を推進し、患者様を尊重した医療に貢献します。
  3. 国際規格に基づく品質マネジメントシステムを構築し、高品質な検査サービスを提供します。
  4. 人間性に優れた人材を育成し、医療活動を通じて地域社会に貢献します。

ISO15189 認定

 臨床検査科は、「ISO15189認定」を取得しています。当院の検査データは、国際基準を満たしていることが認められ、その検査結果は信頼性が高く、国際的に通用します。(画像クリックで拡大)

輸血機能評価認定(IA

 当院は、「輸血機能評価認定(I&A)」を取得し、適切な輸血管理が行われているかを第三者によって点検され、安全に実施されていると保証されています。(画像クリックで拡大)

精度保証施設認証

 日本臨床衛生検査技師会と日本臨床検査標準協議会が認証する「精度保証施設認証」を取得しています。当院の検査データは、標準化され、その精度が十分であることが保証されております。(画像クリックで拡大)

認定技師

 各種学会が認定する15種27認定について取得しております。(2019年2月現在)

細胞検査士(2名)/国際細胞検査士(2名)/認定輸血検査技師(3名)/認定血液検査技師(1名)/認定一般検査技師(2名)/認定心電検査技師(1名)/NST専門臨床検査技師(2名)/糖尿病療養指導士(2名)/二級臨床検査士[血液学](1名)/認定超音波検査士[消化器](4名)/認定超音波検査士[循環器](2名)/認定超音波検査士[体表臓器](2名)/未病専門指導師(1名)/認定臨床微生物検査技師(1名)/感染制御認定臨床微生物検査技師[ICMT](1名)

各検査の紹介

生化学・免疫検査

 採取した血液、尿、髄液などの成分を自動分析装置で測定する検査です。肝機能や腎機能、感染症や腫瘍マーカーなど、複数の項目を組み合わせて検査することで、健康状態の把握や病気の診断、治療効果などを推測する検査です。

血液検査

 採取した血液、骨髄液を検査し、貧血、白血病などの血液疾患の診断、治療を補助する重要な検査です。その他の疾患においても、病気の状態を良く反映する大切な検査です。

一般検査

 採取した尿、便、胸水、腹水、関節炎、髄液などを調べる検査です。検体の成分や出現する細胞を調べることにより、代謝状態、体内で起きる炎症などの状態を調べ、診断に有用な情報を提供します。

輸血検査

 貧血や出血、手術時などで輸血される血液製剤の管理・保管、在庫調整、出庫業務と安全な輸血を実施するための血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験などを行っています。ほかに自己血輸血のための貯血の補助・管理も行っています。

微生物検査

 感染症が疑われる患者さまの喀痰、尿、糞便、膿などの検体から原因微生物を検出し、その微生物に対してどのような抗菌薬が効くのかを調べます。一部の微生物、ウイルスに対しては簡易キットを用い、病原体が存在するか否かを検査します。また、院内感染情報の発信源であることから、院内における分離菌情報を正確に把握し、院内感染対策チームの一員として院内感染防止にも取り組んでいます。

病理検査

 病理組織検査では、採取された臓器や組織について標本を作製し、病理医が顕微鏡下において腫瘍の有無や病変の進行度の判定、良悪性の判断などの病理診断を行う検査です。この診断結果を基に、臨床医が今後の治療方針の決定や治療効果判定を行っています。また細胞診検査は、尿や喀痰中にある細胞、あるいは子宮頸部や乳腺、甲状腺等から採取された細胞を観察して悪性細胞の有無を調べます。この検査は、日本臨床細胞学会が認定する細胞検査士が専任で行っています。

生理検査

 さまざまな医療機器を使用して、からだの状態を直接調べる検査です。心電図検査、血圧脈波検査、呼吸機能検査、脳波検査、聴力検査などの検査を行っています。正しい検査結果を得るために、患者さまのご協力が必要な場合があります。

超音波検査

 超音波装置を用いて、プローブから高い周波数の音波をからだに当てて検査をします。からだに検査用ゼリーを塗る必要がある検査で、痛みや被ばくがない安全な検査です。腹部、心臓、頸動脈、腎動脈、下肢血管、甲状腺、乳房などの超音波検査を行っています。

検査をお受けになる患者さまへ

 患者さまが安全に検査をお受けになるため、また、正しい検査結果によって、正しい診断と治療をお受けになるために、それぞれの検査についての注意事項をお読みになり、ご理解とご協力をお願いいたします。

ご本人確認について

 ご本人確認は医療安全の基本です。

 検査の前に、ご本人にフルネームと生年月日を言っていただきます。何度もお聞きするので、ご面倒に感じると思いますが、ご協力をお願いいたします。

採血(血液検査)をお受けになる患者さまへ

 医療機関で採血を禁止されている部位がある方、これまで採血で気分が悪くなったことがある方、アルコール消毒によるアレルギーがある方、その他に採血にあたり、ご不安のある方は、採血室の臨床検査技師にお伝え下さい。

 車椅子でお越しの方は、車椅子のままで採血いたしますので、受付スタッフにお伝え下さい。

採尿(尿検査)をお受けになる患者さまへ

 特に指示がない時は、中間尿(最初と最後の尿を尿カップに入れない尿)を尿カップに入れて下さい。尿量は、尿カップの1/3ぐらい必要です。少ない場合は、提出窓口から検査スタッフに尿量をご確認下さい。

 ご都合により、自宅で採尿した尿を持参する場合は、採尿後できるだけ早く提出下さい。

 生理の時期に、尿検査があった場合は、受付スタッフにお知らせ下さい。

超音波検査(エコー)をお受けになる患者さまへ

●腹部エコー/腎動脈エコー

  • 下記の時間より、食事、水以外の飲み物は禁止です。

(午前に検査 ⇒ 前日22時以降/午後に検査 ⇒ 当日8時以降)

●甲状腺エコー/頸動脈エコー

  • 首付近を検査しますので、前開きの服でお越し下さい。

●下肢血管エコー

  • 足の付け根から足先まで検査しますので、ズボンなどは脱いでいただきます。

 脱ぎやすい服装でお越し下さい。

臨床検査を終了した検体の業務、教育、研究のための使用について

詳しい内容につきましては、【こちら】をご参照下さい。